中国語おすすめ勉強方法

中国語は読解力を上げる基礎勉強法【精読】が必須!

精読

中国語の勉強で、「音読」や「シャドウイング」を使って勉強している人も多いと思います。

シャドウイング
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僕も当初、中国語は音読やシャドウイングを中心に勉強をしていましたが、一向に上達している感じがしませんでした。

そもそも元となる中国語の文章がうまく読めきれていなかったからです

 

例として下の文章を見てみましょう。

这份阅读报告以2018年浙江各公共图书馆的外借数据为基础。2018年,该省持证读者1868.9万人,有168.6万人借阅各类文献(含图书、期刊、多媒体资料等)5148.9万册(件)。按当年浙江常住人口5737万计算,人均借阅0.90册(件)。

参照:人民日報より引用

 

内容的には大して難しくありませんが、この文がいきなり中国語で流れてきたら、聞き取れますか?シャドウイングできますか?

中国語は、語彙力が必要なのは当然ながらに、読む力(読解力)がより求められます。

読めない文は、「聞く」「話す」ことを難しくさせます。

逆に言うと、読める文は、「聞く」「話す」ことを簡単にさせてくれるということです!

本記事では、中国語文章を読む・読解力を上げることで、中国語の習得をより効果・効率的にすることができる「精読」に関してまとめます。

記事の要約

  • 超重要な勉強方法「精読」を説明。
  • 「精読」は他の勉強法がより効率・効果的になる。
  • 「精読」は音読、シャドウイング前に必ずやるべき。
  • 「精読」は中国語教師のプロも重点を置いている勉強法。

精読とは?

本ブログで言う「精読」とは、対象の中国語文章を、自分の持つ知識と、辞書や文法書を使いながら、文章を正確に理解していく作業のことを指しています。

精読とは?
文章で使用されている発音・文法・語彙を100%理解できる状態にすること。

100%は少し言い過ぎかもしれませんが、少なくとも80%以上理解している状態で、「自分はこの文章を自信を持って説明することができる!」という状態までにはなっていることが大切です。

この精読は、英語学習者でもとても大切とされている勉強方法です。

ネットで「英語 精読」と検索してみるとたくさんの情報が出てくるかと思いますが、僕が知る限り、非ネイティブの語学上級者はこの精読にたくさんの時間をかけ勉強しています。

1年6か月でHSK6級を合格し、今では中国語翻訳者である「嫁氏」もこの精読にはとても時間をかけて勉強していました。

彼女が通っていた大学の中国語授業では、初級者はこの精読に関連する授業が大半を占めていたのです。それだけ大事ってことですね!

中国語を教えるプロ中のプロも、中国語を習得するためには、この「精読」という勉強方法を重要視しています。

精読の効果

それでは、精読を行うことでどのような効果が期待できるのでしょうか?

答えは「文章で使用されている発音・文法・語彙を100%理解できる状態になること」です。

対象となる中国語文章が「なんとなく分かった」ではなく、「100%理解できる状態」に引き上げることが、精読の効果であり目的です。

下の文章は、先ほど例で出した中国語文章の日本語対訳です。

この読書報告書は2018年の浙江省の各公共図書館の貸し出しデータが基になっている。2018年、同省で図書館の貸出カードを持っている人は1868万9千人で、168万6千人が各種文献(図書、定期刊行物、マルチメディア資料などを含む)5148万9千冊(点)を借りていた。同年の浙江省の常住人口5737万を基に計算すると、1人あたりの借覧冊数は0.90冊(点)になる。

参照:人民日報より引用

この対訳を見た後、再度冒頭の中国語文章を読んでみてください。

 

なんとなく前の中国語文章の内容が分かった気になっていませんか?

( ;゚Д゚)オオオ

実は僕が初心者だった頃、中国語参考書にある中国語文章を勉強していては、日本語対訳をみて、なんか分かった気になっていたんです・・・。

この「分かった気になった」まま、勉強を進めていっても、発音・文法・語彙の定着度は低く、すぐ忘れていってしまいます。

そこで必要な勉強方法が「精読」です!

繰り返しになりますが、精読の効果とは、精読を行うことで「分かった気になる」から「自信を持って理解できる」状態へ引き上げることです。

特に、中国語は発音がとても大切です。文章だからといってピンイン・四声をないがしろにするのでなく、精読を行うことで発音も含めて100%理解できている状態を目指しましょう

精読の効果とは?
文章で使用されている発音・文法・語彙を100%理解できる状態になること。

精読の本当の効果

精読を行うことで、発音・文法・語彙を100%理解できる状態にすることができたとしても、そこがゴールではありません。

(各個人によりますが)ゴールはあくまでも、中国語を用いて流暢なコミュニケーションを取れるだけの中国語を習得することです。

そのためにも、“その他”の勉強が重要です。

流暢な中国語を使いコミュニケーションを取るために必要な“その他”の勉強方法とはどんなものがあるのでしょうか?

“その他”の勉強方法と効果

音読:発音・文法・語彙力の向上
ディクテーション:発音・リスニング力の向上
オーバーラッピング:リスニング・スピーキング力の向上
シャドウイング:リスニング・スピーキング力の向上
瞬間中作文:ライティング・スピーキング力の向上
暗記:スピーキング力の向上

しかし、精読を行う前にこれら勉強法を先に行っても効果は低いのが現状・・・

なぜか?

「発音・文法・語彙」を正確に理解できていない状態だからです。

ちょっと考えてみてください!

「発音がわからない、単語の意味がわからない、文の意味がわかっていない」このような状態の文章を使って、何回もシャドウイング勉強をやったとします。

その中国語文章の日本語訳を説明し、文法構造まで説明することが、できるようになると思いますか?

正直かなり難しいと思います。

文章の構造と内容を理解していない状態で、その文章を何回聞いて・発声練習したとしても、正確に理解していくことは難しいです。

かなり荒い言い方になりますが、お経を唱えているのと同じような感じです。

 

そこで必要な勉強方法が「精読」です!

精読で発音・文法・語彙を100%理解できる状態にしてから、その他の勉強を繰り返し行なっていくことで、はじめて中国語が身につくようになります。

精読は、文章を使った“その他”の勉強方法を行う前の必須条件、中国語の習得スピードを効率的に上げるための必須勉強方法と覚えておいてください。

精読の本当の効果とは?
“音読”や“シャドウイング”などの勉強の前に行うことで、中国語の習得スピードを効率的に上げる。

精読を行わないで、音読やシャドウイングなどの勉強を繰り返し何回もやるのは、種をまかずに、ひたすら水をやるのと同じです。( ・`ω・´)キリッ

精読のやり方

それでは、精読の詳しい勉強方法を見てみましょう。

大きく2つのパートに分かれます。

1. 中文を読み込み、日本語に訳せるか確認する。
2. 中文が理解できていなければ、分からない箇所を分析し解決する。

1で分からない箇所をスクリーニングし、2で分からない箇所を分析し分かるようにする。という流れです。

それでは具体的な進め方を見てみましょー!

1. 中文を読み込み、日本語に訳せるか確認する。

精読のやり方を見ていくのに、下記中文を例としながら進めていきます。

固有名詞 内田:女性 中山:男性

今天下午内田正在图书馆看书,中山来找她。
中山问内田那天开车的男的是谁?
内田说是他哥哥。
中山放心了。
他送了内田一个跟漂亮的生日礼物。

中文をまず速読・熟読してみる

まずは対象の中文を速読してみましょう。

速読とは、読んで字のごとく「速く読むこと」で、分からない箇所があっても一定のペースで読み込んでいきます。

初心者は発音のチェックが重要になるので、声に出しながら速読してみてください(つまり、音読のことです!)。

ここで、少しでも詰まってしまう箇所があれば、下線などを引いてチェックします。

 

次に対象の中文を熟読してみてください。

速読で詰まってしまった箇所を含めて、日本語に訳せるか?

発音できたり、読めていても、日本語訳が分からなければ実際のコミュニケーションで役に立ちません。

単語の意味や文法の使い方がわからない箇所があれば、丸などでくくりチェックします。

 

このように、「発音・単語・文法」を踏まえて、対象となる中文を日本語に訳せるかを確認し、分からない箇所はチェックしておきます。

2. 中文が理解できていなければ、分からない箇所を分析し解決する。

分からない箇所は何かしらの原因があります。

なぜ分からないのか?それをこのチェック項目に沿って確認します。

チェック項目
(1) 発音
(2) 単語の意味
(3) 文構造(主語・述語)
(4) 文法

(1) 発音

中国語の最重点課題である「発音」を正しくできるか?

発音できなければ、当然話すこともできないし、相手に聞き取ってもらうことができません。また、自分ができない発音は、相手が発しても聞き取れないです。

対象となる中文は、ピンインにおこせるか?四声はあってるか?をチェックしましょう。

少しでも怪しければ、辞書を引き中文の上にピンインと四声を書き込みます。

例となる中文の中で、仮に「漂亮」の発音が分からない。「礼物」の四声が怪しかったとすると・・・

■■■■■■■■piàoliang        v  ヽ
他送了内田一个跟漂亮的生日礼物

こんな感じで、ピンインと四声をチェックします。

中国語は本当に本当に発音が大切なので、発音がまだ不完全な方は、先に発音勉強を重点的にやることをおすすめします。

発音に関してはこちらの記事をご参考ください!

中国語発音を最短で習得するための「4つの戦略」

中国語の発音が難しい理由

中国語の発音が聞き取れない原因が分かる!ディクテーションのやり方

(2) 単語の意味

そもそも単語の意味がわかっているのか?

単語の意味は当然ながらも、品詞(動詞、形容詞、副詞など)もチェックするようにしてください。

例として、「会」は助動詞「〜できる」「〜だろう」という使い方が多いですが、動詞「会う・面会する」や、名詞「集まり・会合」としても使われます。

意味が分からない単語があれば必ず辞書を引き、書き込みましょう。

     安心する
中山放心了。

単語の覚え方に関してはこちらの記事をご参考ください!

効果に差が出る!日本人がやるべき中国語単語の覚え方皆さんこんにちは。嫁氏です。 今回は私が記事を書いております。 私「嫁氏」に関しては、お時間ある方はこちらの記事をぜひご覧下...

(3) 文構造(主語・述語)

中国語の文構造は基本「主語+述語」です。

主語・・・何が(誰が)
述語・・・どうする、どんなだ、何だ

まずは、大きくこの区別をつけてみてください。

また、中国語の多くは「主語(S)+動詞(V)+目的語(O)」で形成されているので、この「(S)、(V)、(O)」で区切るクセをつけるのもおすすめです。

             s                                   v     o        
今天下午/ 内田 / 正在图书馆 /   
   s            v      o
中山 / 来找

中国語では、「主語」と「述語となる動詞あるいは形容詞」を強めに発音される傾向にあります。

そのため、文構造として「主語」が何なのか、「述語」がどこに当たるのかをしっかりと見極めて、スラッシュなどで区切っておくことをおすすめします。

この文構造を見抜くスピードが上がると、読解・リスニング時に理解できるスピードも上がります。

逆に言うと、この精読による文構造理解ができていないと、読解力・リスニング力はつきません!

とても大切な作業なので、初心者の方は最初から文構造を見極めるクセをつけておくことを強くおすすめします。

(4) 文法

文構造をさらに理解するために、文法・構文をチェックします。

中国語は比較的、文法が簡単と言われていますし、多少の語順が間違っていても言葉は通じることが多いです。
(発音は多少でも間違っていたら聞き取ってもらえない事が多いので要注意!)

それでも、文法チェックをするのは、文法という一つの法則を理解する事で、これから増えてくるであろう長ーい中国の文章を更にスピード感を持ちながら読み解いていくためです

中国語の長い文章を読み解くことを、一般道での車の渋滞と例えると、文法を理解している事は「空いている高速道路を使い早く目的地に到着する」様なものです。

そのためにも、精読時は文法書を使い、分からない文法や構文はチェックするクセをつけてください。

精読後の勉強が一番大切!

精読は「中国語文章を正確に理解するための作業」です。

「理解」するための作業なので、「定着」させ「実用」するための作業ではありません。

要は、精読だけしてても一向に中国語を喋れる様にはならないよー( ゚Д゚)という事です。

先ほど、こう言いました。

精読を行わないで、音読やシャドウイングなどの勉強を繰り返し何回もやるのは、種をまかずに、ひたすら水をやるのと同じです。( ・`ω・´)キリッ

精読という種をまいたは良いものの、水をやらないと中国語がペラペラになるという果実は実りません。

ですので、精読で中国語文章を理解した後は、中国語文章を使った勉強を必ず繰り返し行って下さい!

初心者のうちは、短文系の教材を使い、精読した後に「音読・オーバーラッピング」を行い何度も何度も反復して、スラスラと言える様になるまで繰り返します。次に、「シャドウイング」でスクリプト(中国語文章)を見ずに、スラスラ言えるまで繰り返します。

 

「本気で学ぶ中国語」は、初心者向けの中国語短文を中心にまとめられた、精読におすすすめの参考書です。

全て中国語の上にピンインと四声が記載されているので、精読に慣れていくには使いやすいと思います。

最後に

中国語文章を読む力をつける「精読」という勉強方法に関して、理解していただけましたでしょうか?

最後にもう一度、ポイントを振り返ります。

精読とは、文章で使用されている発音・文法・語彙を100%理解できる状態にすること。

“音読”や“シャドウイング”などの勉強の前に精読は先に行うことで、中国語の習得スピードを効率的に上げることができる。

 

初心者時代はめんどくさいかもしれませんが、とことん辞書を使って調べまくる!これに尽きます。

 

それではまた
那我们下期再见!

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