大家好!チュウコツです(@chukotsu_twitter)
単語の暗記ってめちゃくちゃ苦痛ですよね。
必死に書いたり読んだりして、頭に詰め込んではすぐ忘れてしまう日々。。。
中国語の単語は、同じような「漢字」「ピンイン」「声調」が多いので、それらを効率的に結びつけないと、すぐ忘れちゃうんですよね。
この記事では、初心者でも簡単に作れて、長期記憶しやすい中国語単語帳の作り方2パターンを紹介します。
僕自身が色々な方法を試し、試行錯誤をしてきた中から「コレがベスト!」と思える中国語単語帳の作り方を紹介。
「単語の暗記めちゃくちゃ苦痛!」と感じる方に少しでも、中国語勉強が楽しく習得できるようになってほしい!という気持ちでお届けします。
こんな方はぜひ参考にしてみてください!
- 単語の暗記が苦痛でしょうがない
- おすすめ中国語単語帳の作り方を知りたい
- 昨日覚えた中国語単語を今日には忘れている
もくじ
日本人にベストな中国語単語帳とは?
まず、日本人にとっての中国語単語(単語帳)が、「どんなものなのか?」その立ち位置を知りましょう。
コレを事前に頭に入れておくと、今後の単語暗記はもちろん、中国語学習全体でめちゃくちゃ効率的になりますよ。
豆知識として、頭の片すみに入れておくだけで構いません。ぜひ一読ください。
その豆知識とは、
中国語は「表意文字」、英語は「表音文字」
この意味を知り、理解しましょう。
表意文字とは?
「文字(漢字)」と「意味」が近くにあり、「発音」が遠くにある作りの文字。
表音文字とは?
「文字」と「発音」が連動し、「意味」が遠くにある作りの文字。
イメージはこんな感じです。
繰り返しますが、中国語は「表意文字」
例えば、「山」という文字を、表音文字である英語と、表意文字である中国語とで比較してみるとこんな感じです。
「山」という「文字(漢字)」を見ると、ほとんどの人が「富士山」のような「山(やま)」という意味がわかりますよね?
けど、発音「shān」は勉強しないと分からない。
そのため、「発音」と「文字」の距離を近づけることに注力した覚え方をすることで、全体がまとまったかたちで脳に刻まれ、忘れにくくなるのです。
このレベルにもっていくことで、より長く覚えていることができるんです!
なので、英語勉強の時にやっていたような、「ひたすら読んで頭に詰め込む」覚え方や、単語帳の作り方は、非効率なので止めましょう。
「漢字」を覚えることを中心に、そこから「ピンイン・発音」を引っ張って覚えるイメージ
漢字圏の日本人が中国語単語を効果的に覚えていくには、この方法がベスト。
中国語単語帳は、この点を意識しながら作っていくと、日々の積み重ねで効果に差がでてくるので、ぜひ試してみてください。
ノートで作る中国語単語帳の作り方
中国語単語帳の作り方「その1」として、自分でノートに書いて作る方法を紹介します。
使うノートは「ペンてる スマート単語帳ノート SmaTan(スマ単)」
この「スマ単」ふつうのノートと違うんです。
超簡単に説明すると、
アナログ(手で書く)とデジタル(アプリ使う)が融合した使い方ができるノート!
自分の手で書いた単語などの情報が、アプリで取り込み自動で単語帳が作れるんです。
スマ単のおすすめポイント
- 自分で書くという自由性
- 自分の字だから記憶もしやすい
- スマホで使える利便性
- ランダム表示
- 不得意単語の絞り込み学習
スマ単は、先ずふつうの単語帳のように、覚えたい単語を自分で書いて使います。
それに加え、スマホアプリに取り込み、アプリで反復学習でも使える!
「自分でノートに書くことで愛着と独自性から単語を覚えていきたい!」
僕は学習初期こんな風に考え、ふつうのノートを使い、自分の単語帳を作っていました。
けど、単語勉強していくうちに、こんなデメリットが出てきたんです。
- 持ち運びがめんどい
- 単語帳の順番やページで意味を記憶してしまう
- 量が増えてくると書くのがめんどい
僕は特に②に悩んでました。
書いてる場所やページで、「あ!あの単語ね」的な感じで覚えてしまうことが多々あったのです。そんなんだと、当然実践で使えない…。
この「①と②」を解決してくれたのが「スマート単語帳ことスマ単」なんですね。
※「③」まで解決してくれる単語帳は、後述(お楽しみに)!
専用アプリで画像を取り込めば、ノートを持ち運ぶ必要はない(①を解決)
専用アプリで単語順を出題順をランダムにできる(②を解決)
スマ単は、まさに「アナログ(手で書く)とデジタル(アプリ使う)が融合し学習効率がアップしたノート」なのです!
使い方は簡単「3Step」
- スマ単ノートに書く
- 専用アプリに取り込む
- スマホアプリで覚える
それぞれ簡単に見ていきましょう。
Step1 スマ単ノートに書く
引用:Pentel スマ単公式ページより
スマ単ノートの使い方は超簡単!
ノート左ページに、覚えたい単語
ノート右ページに、単語の意味
先ずはコレだけどオーケーです。
僕が使っていたときは、左ページに「ピンイン」、右ページに「中国語とその意味」を書いてました。
当時は、ピンインから中国語を結びつけていく作業を重点的に勉強したかったので、このような使い方をしていました。
前述の通り、中国語は「表意文字」なので、左ページに中国語(漢字)を持ってくると、すぐ意味が分かっちゃうんですよ。
上の画像の中にある「申请」なんて、すぐ見ただけで「申請する」って分っちゃいますよね。
ですので、左ページ(覚える単語)には「ピンイン」もしくは「日本語の意味」を持ってくる使い方がいいと思います。
Step2 専用アプリに取り込む
引用:Pentel スマ単公式ページより
Step1で、覚えたい単語をスマ単ノートに書いたら、次は専用アプリを使います。
下のリンクからアプリをダウンロードしてみてください。無料で使えますよ!
アプリを開き、「撮影」をクリックすると、カメラが起動します。
スマ単ノートの四隅にある「T」字の4つが、カメラ内に出てくる「四角枠」4つに被ったらシャッター。
そうすると、手書きの各単語が、単語帳として自動的に読み込まれるのです!
各単語は、フォルダを作り好みに分類することも可能なので、「HSK4級」などの試験ランク別や、「動詞」などの品詞別に分けることもオーケー。
これは、単語が増えてくると後々便利です!
Step3 スマホアプリで覚える
引用:Pentel スマ単公式ページより
専用アプリに取り込んだら、あとはアプリを使い覚えていくだけです。
スマホに「カード化された単語(ノートの左ページ)」が表示されるので、回答していきましょう。
カードをタップすると、右ページに書いた答えが表示されます。
正解したカードは、画面上の「緑チェック」へ、不正解は画面下の「赤バツ」へ分類していきます。
出題されるカードは、ランダム表示もオーケーです!
「ノートの場所や、ページ数で出てくる単語を覚えてしまう」という、悩みもこのランダム機能が解決してくれます。
スマ単の公式ホームページにある、動画もぜひ確認してみてください。
アプリで作る中国語単語帳の作り方
中国語単語帳の作り方「その2」として、アプリを使った方法を紹介します。
使うアプリは「Anki」
Anki単語帳のおすすめポイント
- 書く作業がない
- 一日あたりの負荷が少ない
- 長期記憶しやすい
- スマホで簡単に使える
- 文字・画像・音声と自由にカスタマイズできる
Ankiを使うと、脳にとってベストなタイミングで復習ができ、最も効率良く記憶に定着させていくことができるのです。
「脳科学に基づいた…」「間隔反復・分散学習(SRS)を用いて…」とか聞くと、小難しいし、なんか嘘くさい!と思うかもしれません。最初は、僕もそうでした。
しかし、英語学習者を中心に、世界中の語学学習者に使われている「テクノロジー」は、伊達じゃありません。
Ankiは、「毎日使いたくなる仕組み」と「効率的な長期記憶」が詰まった、単語帳!
中長期的に中国語の単語量をどんどん増やしていきたいという方に、超絶おすすめしたい単語帳ですよ。
僕も一番の「中国語の単語帳」として色んな使い方をしています。
早安☀️
日曜の朝もAnkiで中国語の単語勉強から。
東京は今日も天気良くて、きもちいい朝ですね!
いい一日にしよう! pic.twitter.com/11tIfURU7n— チュウコツ🇨🇳@中国語情報をお届け…✒️ (@chukotsu) October 24, 2020
Ankiに気に入ったフレーズや文章を放り込んで丸暗記する。
暗記って学生時代の勉強から、苦手意識強いと思うけど、「好き」「覚えたい」という気持ちがあると楽しくできる。
そこにAnkiというテクノロジーを使うことでより効率的に楽しく中国語も覚えることができるよ。
僕はこれ丸暗記✒️… pic.twitter.com/MjXgaYcgHC— チュウコツ🇨🇳@中国語情報をお届け…✒️ (@chukotsu) August 20, 2021
学習初期は、とにかく発音勉強をして、単語量を増やすしかない!
そういい意味では、Ankiはぜひ使っていただきたい!
テクノロジーは有効的に使おう^ ^
僕も今は 起き寝る中国語表現 を使って猛烈勉強中!https://t.co/T1zNPV1RMc pic.twitter.com/k6A9eOgzRj— チュウコツ🇨🇳@中国語情報をお届け…✒️ (@chukotsu) February 3, 2021
Ankiの魅力の一つは、そのカスタマイズ性。
- 参考書・単語書から
- ドラマのフレーズから
- 自分で撮った画像から
- お気に入りの歌や音声から
「コレを使いたい!」と思った材料を、単語帳として使うことができます。
「Ankiの詳細を知りたい」という方は、こちらの記事で詳しくまとめてるのでぜひ参考にしてみてください。
Step1 アカウント作成とインストール
先ずは「Anki Web」からアカウントを作成し、「Anki」をインストールしましょう。
インストールは、「Anki PC版」と「スマホアプリ」の両方をします。
Android版は無料なのですが、iPhone版の「Anki Mobile」は、有料で3,060円します。 高いけど、使う価値はあり!
「アカウント作成」「インストール」「同期」の設定方法をもっと詳しく知りたいという方は、こちら記事もご参考ください。
Step2〜4は、パソコンとエクセルを使った単語帳の作り方です。
苦手な方は、見た感じで「うわぁ!むずい、ムリ…」と思うかもしれませんが、実は超シンプル。
できる限り簡単に、シンプルに使い方をまとめましたので、「単語暗記の効率化のため!」と強い気持ちで、ぜひ読んでみてください。
Step2 エクセルで中国語単語帳を作成
ここから、暗記したい単語をAnkiへインプットしていきます。
中国語単語帳のベースとなる作業です。
エクセルを使い、自分で自由にアレンジして、単語帳を作っていきます。
ここでは、僕が実際に使っている単語帳の作り方を例として紹介します。
エクセルは、3つの列(ABC)を使用。
- A列:表面 → 単語の問題
- B列:裏面 → 単語の答え
- C列:重複確認 ※後述
A列には、「単語帳の表面」にしたい内容。
B列には、「A列の表面に対する答え」の内容が来るように、エクセルを作って行きます。
単語帳を作っていくと、単語数が100、200、300と増えてきて、「重複する」可能性ができてきます。
そこで、C列の出番!
重複を避けるため下記関数をC列に入れていきます。
C1へ関数「=IF(COUNTIF($A$1:A1,A1)>1,”重複”,””)」を入力し、C2以下へコピー。
C列に「重複」と出てきたら、その単語はすでに単語帳へ登録ずみなので、削除しときましょう。
Step3 エクセルファイル形式の変更
Step2が終わったら、ファイル形式を変更しパソコンへ保存します。
Ankiで読み込むためには、「CSV UTF-8(コンマ区切り)」形式での保存が必要です。
ファイル形式:「CSV UTF-8(コンマ区切り)」を選択して、保存します。
Step4 単語帳の作成と読み込み
Step3のデータをAnkiへ読み込む前に、Step1でインストールした「Anki PC版」を開き、単語帳を作ります。
「Anki PC版」のメイン画面最下部にある「単語帳を作成」をクリック。
現在は「単語帳を作成」と言う名前から、「デッキを作成」に変わっています。
※下の画像は、古いので「単語帳を作成」のままです。
自分の好みの単語帳名をつけます。ここでは、「復習」という名前で単語帳を作りました。
コレで新しい単語帳(デッキ)ができました!
※ここで言う「復習」単語帳です。
ここまで来たら、単語帳(デッキ)を選択し、右下にある「ファイルを読み込む」をクリックします。
ファイル選択画面になるので、Step3で作成した「CSVファイル」を選択し、右下の「開く」をクリック。
ここから「読み込み」の作業に入り、少し難しそうに感じますが、ポイントは3点。
下のポイント3点をチェックすれば簡単にできるので、落ち着いて進めていきましょう。
- 単語帳が「対象(復習)名」となっているかチェック
- 「最初のフィールドが…」は、無視するをチェック
- ファイル3番目のフィールドは、無視するをチェック
この3点を確認したら、右下の「読み込む」をクリックします。
コレでAnki「単語帳」のできあがり!
お疲れさまでした!
Ankiを使った、より詳しい単語帳の作り方は、こちらの記事でまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
中国語単語帳の作り方まとめ
効果に差がでる!中国語単語帳の作り方2パターンを紹介してみました。
最後におさらいです。
ノートを使う単語帳の作り方
→ スマ単を使う
メリット
- 自分で書くという自由性
- 自分の字だから記憶もしやすい
- スマホで使える利便性
- ランダム表示
- 不得意単語の絞り込み学習
デメリット
- 1冊で400円くらいかかる
- 書く作業が発生する
アプリ・Webを使う単語帳の作り方
→ Ankiを使う
メリット
- 書く作業がない
- 一日あたりの負荷が少ない
- 長期記憶しやすい
- スマホで簡単に使える
- 文字・画像・音声と自由にカスタマイズできる
デメリット
- iPhoneアプリは有料(Android版は無料)
- 最初の設定が少しめんどい
単語帳の作り方は、ほんと人の好みですよね。
ただ、効率化という点においては、より良い方法は限られます。
今回ご紹介した2つの単語帳の作り方は、単語暗記の効率化におすすめです。
興味ある方はぜひお試しください!
特にAnkiは激推しですよ。
「発音、単語、翻訳、ドラマ、ニュース、辞書、リスニング、ラジオ、初心者」などの目的別厳選アプリを探している方は、こちらの記事もぜひご参考ください。
▼中国語がぐんぐん伸びる!中国語勉強に役立つアプリ虎の巻はこちら
この記事が中国語学習のお役に少しでも立てたら嬉しいです。
それではまた
那我们下期再见!
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