大家好!チュウコツです(@chukotsu_twitter)
中国語で日記を書くのは、中国語勉強習慣化にめちゃくちゃ有効な方法です。
実際に僕は2017年1月から取り入れて、習慣化に大きく役立ちました!
サボってしまった日もありますが、2018年〜2019年にかけては、毎日のように書いていました。
中国語をビジネスレベルで使えるようになった今、この過程はめちゃくちゃ大きかったです。
ちなみに僕は、中国語日記を紙とペンで書いているのでなく、スマホやPC上で書いています。
Evernoteを使い、月ごとに管理している感じです。
数年間、実際に中国語の日記を書いてみて、中国語勉強に役立つと思ったことも多々あるので、この記事でまとめてみました。
- 中国語で日記ってどう書くのか知りたい
- 中国語日記の効果を知りたい
- 中国語勉強で新しい勉強方法を取り入れたい
- 中国語の単語をもっと使えるようにしたい
こんな方はぜひ参考になさってください!
もくじ
中国語で日記を書くメリット
そもそも中国語で日記を書くことでのメリットってなんなんだろう?
僕なりにその“メリット”を考えると、大きく3点ありました。
- 中国語勉強を習慣化できる!
- 中国語の実践力が上がる!
- 中国語の成長を実感できる!
それぞれ詳しく見てみます。
中国語勉強が習慣化できる!
語学は中国語に限らず、継続していれば必ず習得できます。
これは、中国語スクール「フルーエント中国語学院」の学長、三宅先生の言葉です。
語学をモノにする上で最も重要なのは、「継続すること」。続けていれば必ず語学は習得できます。
「モノにならない」と嘆く人は、結局、勉強を続けていないのです。
参照:HSK・中国語検定 最強の学習法
中国語も習得するには2つの軸で勉強をしていくことが大事で、その軸というのが「学習の方法」と「学習を続ける仕組み」です。
この点は、「HSK・中国語検定 最強の学習法」内で詳しく紹介されています。
▼「HSK・中国語検定 最強の学習法」 のレビュー記事はこちら
中国語日記を書くことは、この「学習を続ける仕組み」に、とっても役立つ勉強方法です!
「中国語日記を書く!」
そう決めると不思議なことに、物事を継続するのが苦手な僕でも続けてこれました。
まさに「学習を続ける仕組み」の一つとして、「中国語日記を書く!」がうまく働いてくれたんです。
日記のいいところは、難しく考えなくていいところですね。
今日あったことを簡単に振り返って、要点をまとめていけばいいだけです。
「今日は何について書こう?」などと、難しくお題を考える必要もありません。
なので、「今日はアキバへ行った」「ラーメンを食べた」「友達と飲んで楽しかった」「上司に怒られてムカついた!」など事実事項や、本当に思ったことを書いていけばいいだけです。
僕は過去にこんな一文だけで終わらせたこともあります。
「今天太累了」
「今日はめっちゃ疲れた」って、幼稚園児並ですよね(笑)
でも、こんなんでもokです!
ゼロで終わらすよりも、少しでも積み重ねることで習慣化になるんです。
「なんかやらないと気持ち悪い」
歯みがきとかと一緒ですよね。
やらないと気持ち悪い。すっきりしない。1日が終わらない。
そうなると、時間があり、気がのっている時は、もっとたくさん中国語日記を書こうとなり、より良い好循環が生まれます。
「今日はもうちょっと、詳しく中国語で書いてみたいな」
こうなったら勝ちですね^ ^
中国語勉強を習慣化できる!
これが中国語日記を書く最大のメリットだと僕は思っています。
中国語の実践力が上がる!
語学学習には「オンライン」と「オフライン」での学習方法があります。
オンラインとは、リアルの世界でその場で相手が存在し、状況が刻一刻と変わる会話の中で、中国語を話さなければならない環境です。
リスニング力とスピーキング力がもろに必要とされますね。
オフラインとは、その場で相手が存在せずに、自分のペースで中国語を考え、辞書を引きながら、じっくりと中国語を組み立てることができる環境です。
リーディング力、ライティング力が必要とされます。
この考え方でより効率的な中国語学習方法はこちらの「最短最速で上達する中国語学習法」で紹介してくれています。
▼「最短最速で上達する中国語学習法」 のレビュー記事はこちら
この考え方でいうと、中国語日記を書くという方法は、「オフライン」での勉強方法にあたります。
最終的には、実践で!つまり「オンライン」の環境で中国語をペラペラに使いこなすことを目標としている方がほとんどだと思うので、それに日記って意味なくね( ゚Д゚)、と思われるかもしれません。
しかし、その実践で中国語を使いこなせるようになるには、「オフライン」勉強での「中国語の型」「中国語会話のパターン」をあらかじめ多くストックしておく必要があります。
中国語日記を書く時、誰からも急かされたり、返答を促されたりしませんよね?
そのような落ち着いた環境の中で、自分で組み立てた中国語をどんどんストックしていくんです。
そして、それを実践(オンライン)で使う。
とてもシンプルですが、これを繰り返していくことが、中国語ペラペラへの近道の一つです。
中国語ネイティブとの会話レッスンはもちろん大切。
日記で、中国語会話のパターンや、単語のストックを行うことで、中国語の実践力を効率的に上げることができます。
中国語の成長を実感できる!
日記は書きものなので、当然形として残ります(僕はデータ上ですが)。
そうすると、過去に書いたものも見ることができます。
過去は振り返りたくな、恥ずかしい、と思う方も多いかもしれません(僕もw)が、過去と現在の自分を比較することは、新しい発見の宝庫です。
今から4年近く前の2017年1月に書いた僕の日記を見てみると・・・
めちゃくちゃ恥ずかしいですが、これが当時の実力です。
4号 三
只这样我的心里比较着急,难受。应该更强!更努力!
なんとなく意味はわかりますが、「只」やその他単語の使い方がめちゃくちゃですね(笑)
そこから約3年後の2020年3月に書いた日記がこちら。
六日 五一周工作结束了,我回家之前会在月台喝酒啊,其实我有这样做的习惯 哈哈哈这样的习惯可以让我很轻松,我喜欢这段时间。看起来我以外还有跟我一样的人,他们也跟我一样的心情吧。对外国人来说很奇怪吗?大家一周工作辛苦了,周末好好休息,好好享受哦!
駅のホームでハイボールを飲みながら、語りかけるような内容で恥ずかしいのですがこれも現実(笑)
長くも難しい内容でもないですが、ちゃんとした中国語で書けているかと思います。
約3年かけて、中国語勉強を積み重ねてきた成果ですよね!
語学学習の大きな醍醐味は「できなかったことができるようになること」だと僕は思っています。
それを実感できる、喜べることが語学学習のモチベーションを上げ、結果的に自分の語学力をさらに引き上げてくれます!
中国語日記をつけることで、ぜひ自身の成長を実感し、過去・今の自分を褒めてあげましょう。
中国語日記を書くポイント
僕の経験上、これだけは抑えておいてほしい!というポイントをご紹介します。
新しい単語を使う
これ、超大切です!
中国語勉強でしんどいのが、発音の次に単語勉強。
僕も過去は新しい単語を覚えては忘れの繰り返しで、心がバッキバキに折れていました(笑)
その中で言えることですが、
中国語単語勉強のコツは、「自分ごと化する」です。
今の自分に全く関係ない、単語ってなかなか頭に入ってこないし、もちろん使えるようになりません。
HSK6級の単語で「蜡烛 làzhú」がありますが、僕は当時蜡烛を全然覚えることができませんでした…。
だって、意味は「ろうそく」なんだもん。僕の普段の生活で「ろうそく」は使わないものです。
それを、日記の中で造語を作ってみたりしています。
「吃蛋糕之前吹吹蜡烛吧!」
「ケーキ食べる前にろうそくの火を消そう」
ただ与えられた単語を無理くり落とし込むよりも、「本当に使いたい単語や、よく使いそうな単語を自分で調べ、日記で使っていく」これがとても有効的です。
例えば、僕が実際に中国語日記の中で使いまわしている文ですが、
「3連休もあっという間に時間が過ぎたよ!」
「三连休一转眼的功夫就过去了!」
で、「一转眼〜就=あっという間に」の中国語フレーズを気に入って、習得しました。
このように、単語やフレーズは日記を使って自分ごと化する!
こうすることで、中国語作文を書くメリットでも触れた「実践力が上がる!」に直結しますね。
たまに添削してもらう
中国語勉強に効果的な「日記を書く」ですが、落とし穴もあります。
間違った中国語を使い続け、悪いクセになること!
手軽に思ったことを書くのが日記のいいところでもありますが、その反面でチェック機能が働きません。
ですので、週に1回くらいは自分の中国語文章をネイティブや中国語教室の先生などに添削してもらうことを強くおすすめします!
添削の方法はいろいろありますが、一番はやはり中国語教室に行き、語学のプロにチェックしてもらうことです。
僕もレッスン時には必ず中国語作文を持参し、先生にチェックしてもらいます。
「中国語教室は費用的にキツい」という方が、オンラインスクールもぜひ検討してみましょう。
コスパよくネイティブと中国語学習の場を作れるのでおすすめです!
▼「中国語オンラインスクール」の比較記事はこちら
その他にも、スマホアプリ「Hello Talk」「italki」が使えます。
レスポンスがとても早くグッド!
ただ、「Hello Talk」の利用者は語学教師ではないので、とりあえず(良かれと思いが大半ですが)添削しよう!というノリが多く、言い回しに対する意見もたくさんあったりします。
無料で使えるのが最大のメリットなので、そこは分別しながら使ってみてください。
▼「Hello Talk」のレビュー記事はこちら
▼「italki」のレビュー記事はこちら
ほぼ毎日をめざそう
中国語作文を書く最大のメリットでもある「中国語勉強が習慣化できる!」であげましたが、当然簡単ではないです(汗)
特に初期段階では、「めんどくさい」「今日はいいや」などと適当な理由をつけて、サボることも出てきます。
そこが踏ん張りどきです!
ゼロで終わらすのではなく、めっちゃ簡単な1文でもいいので、継続してみてください。
「今天太累了」だけでもいいです!僕がそうでしたから(笑)
ここは精神論になってしまいますが、中国語勉強始めたばかり、中国語日記に挑戦してみたばかりの初期段階は、「質は問わん!とにかく毎日1分、1文だけでもいいから中国語日記を書く!」とく気概が必要です。
できたら質も問いたいのですが、そこは欲張らずに「まずはほぼ毎日つづけてみる」ことを最優先にしてみてください。
そこから習慣化(= やらないと気持ち悪い)
が生まれます。
そうなったら勝ちです!
ぜひ「まずはほぼ毎日つづけてみる」を取り入れてみてください。
中国語日記のおすすめ本
特に初心者の方が、中国語日記を書くのに参考にしてほしい本を3冊ほどご紹介します。
筆談で覚える中国語
超難しい発音は後まわし!
日本人の強み「漢字」を使った筆談から中国語を習得すること推奨している本書。
本書内にある「3行日記」は、初心者にもぜひ取り入れて欲しい方法です。
その他にも、日本人である僕らにとって心強い情報がたくさん載っていますよ!
▼「筆談で覚える中国語」のレビュー記事はこちら
Why?にこたえるはじめての中国文法書
中国語日記に限らず、
中国語学習者の方は絶対1冊持っといてほしい1冊です。
文法学習書というよりも、文法辞書みたく使えるので、わからない文法があったときに、中国語と日本語の両方から、その文法を調べることができます。
「把構文」「被構文」「受け身の使い方」分かんねー、なんてときはこの「Why?にこたえるはじめての中国文法書」があればサクッと調べることができて、超絶便利です。
▼「Why?にこたえるはじめての中国文法書」のレビュー記事はこちら
日記を書いて身につける中国語
本のタイトルからも、中国語日記の書き方に特化した本です。
中国語日記の「書き方から表現方法」までが丁寧にまとめられているので、本の内容に沿って勉強していけば、簡単な中国語日記はすぐに書けるようになります。
初心者で中国語日記を書く!という目的であれば、日記用途として一番おすすめしたい参考書です。
▼「日記を書いて身につける中国語」のレビュー記事はこちら
まとめ
僕なりの経験を踏まえ、中国日記に関してご紹介してみました。
最後にもう一度、おさらいです。
中国語日記のメリット
- 中国語勉強が習慣化できる!
- 中国語の実践力が上がる!
- 中国語の成長を実感できる!
中国語日記を書くポイント
- 新しい単語を使う
- たまに添削してもらう
- ほぼ毎日をめざそう
中国語日記は、オフラインでしっかりと、中国語会話のストックを作り、実践(オンライン環境)で中国語会話をするための効率的な勉強方法です。
- 中国語勉強は何からしたらいいかわからない
- 中国語勉強で新しい勉強方法を探している
- 中国語の単語をもっと使えるようにしたい
こんな方はぜひ、中国語日記を取り入れてみてください。
続けることで、あなたの中国語能力も着実にアップしていきますよ!
それではまた
那我们下期再见!
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