大家好!チュウコツです(@chukotsu_twitter)
中国語の発音を最短でマスターする方法を知りたいですか?
普通の会社員だった僕は、ゼロから発音をマスターするため、4つの戦略を実行してきました。
その結果、数か月後くらいには中国人から「発音うまい!」と褒められるまで上達。
中国語の発音は、「中国語学校へ行けさえすれば上手くなるっしょ!」なんて甘くありません。
ちゃんと考えて、正しく行動しないとすぐ挫折しますよ。(発音で中国語嫌になり、続かない人マジで多い)
この記事では、初心者が知らない、中国語の発音を最短でマスターするための基本戦略4つを紹介します。
難しく、「い”ぃーッ」となる発音勉強に対し、方向性を示し、発音の上達を実感していただきたくまとめました。
この記事でわかる事
中国語の発音を最短でマスターするための4つの戦略
こんな方はぜひ参考にしてみてください
- 迷わず最短で発音をマスターしたい
- 発音勉強って何したらいいか分からない
- 発音勉強がなかなか上達しない
本記事での「発音マスター」とは?
- 中国語の音節約400個
- 声調(四声)
この2点を「正しく聴け、正しく発音できる」ことと定義しています。
中国語「発音」に特化した勉強時間の確保
まずは時間の確保が必須です。
「中国語の発音」を習得するのに、
どれくらいの時間を割けばいいのか?
どれくらいの時間を確保しなければならないのか?
結論から言うと、
最低1か月
もちろん個人差はありますし、1日の勉強時間、取り組み度合い、勉強場所などによっても期間は変わってくるでしょう。
僕が考える「最低1か月」の条件はこちら。
- 1日1時間以上の勉強時間確保
- 毎日やる
- 机に座り勉強(スキマ時間は除く)
- 日本で勉強(留学していない)
まとめると、毎日1時間集中して1か月間。
最低でも1か月ですよ、最低!
「長い?無理!」と思いましたか?
しかし、中国語は発音が命です。
マジで命です。ほんとそれだけ大切。
先ずは覚悟を持ち「時間を必ず確保する」。そして、勉強しなければなりません。
この「発音勉強時間の確保」が先ずは重要です。
1日の発音勉強時間が短いと、発音の基礎音声が入ってくる時間が短く、耳に入ってきただけですぐに忘れてしまいます。
大切なのは、今まで知らなかった発音を正しく習得・習慣化し、自分のモノとする事。
それには、毎日一定量の正しい発音を聞き、自身で発音(アウトプット)する時間が必要なんです。
そして、それをクセづけるためには、毎日継続するのが重要。
僕も当初は発音に自信がなく、後から勉強したらいいやって500回くらい思ってました笑。
しかし、周りの中国語上級者の方々は、「最初にキッチリやっとけ!」「後から修正するのは困難だ!」とみな口を揃えてアドバイスをくれました。
その上級者の一人の方が「最初に発音勉強怠るとあんなんなるよ…」と言い、すでに2年間中国語を勉強していた一人の男性をチラッと見ました。
当時初心者の僕でも、発音が良くなさそうだなーと思っていたその男性は、中国人の先生に発音を矯正され大変苦労されていたのを強く覚えています。
基礎は大切!
この1か月を乗り越えると、後の中国語の習得度合いが全然変わってきます!
僕も嫁氏もこの最初の発音勉強を徹底していたからこそ、今では中国人にも発音を褒められるように上達しました。
僕はビジネスレベルに、嫁氏は中国語の某スピーチコンテストでもトップに。
逆にこれを疎かにしている人は、「中国語のカタカナ読み」と言われ、中国人から何言ってるか聞き取ってもらえません。
“中国語ヘタ”の烙印が押されてしまいます。
中国語の発音は日本語にない発音が多数あります。
そのため、頭でわかっていても口がうまく形取れなかったり、舌の位置がおかしかったりして、結果うまく発音できないことが多いです。
最初の1か月は中国語発音の筋トレだと思って、発音勉強専用の時間を確保しましょう!
- 中国語「発音」に特化した勉強時間を必ず確保する。
- 勉強時間は1日1時間を確保。
- 毎日1か月は継続。
- これを疎かにすると後からの修正が困難。
中国語「発音構成」の全体感を理解する
大人の強み「ロジック」で理解を促進。
そもそも中国語の発音って、なんで難しいのでしょうか?
難しいのには当然理由があります。
「そもそも中国語の発音ってなんで難しいの?」をまとめた記事はこちらをご参考ください!
「日本語に無い発音が多い」「声調(四声)がある」「一音節・二音節の単語が多い」などがよく言われてますよね。
難しいと言われている発音を勉強するにあたり、今どの発音パートを勉強しているのか?
この全体感を持った上で発音勉強を進めていくと、習得度はグッと上がります。
闇雲に音声を聞きながら音読しても、勉強した気にはなるけど、理解が甘く発音の習得度は高くない。
また、「発音構成」の全体感を持つことで、自分が苦手な発音がどこなのか?が明確にわかるようにもなります。
では、中国語の発音をマスター・習得するまでの「中国語の発音構成」はどうなっているのか?を見てみましょう。
【中国語発音構成の全体感】
僕たちの目的は、中国語を話す(中国語の文節を読む)ですよね。
(上記表の一番右側)
中国語を読むには、単語を読む必要があり、それには漢字を読む必要があります。
そして、漢字を読むには、漢字の発音を構成している「四声(声調)」「子音」「母音」をしっかりと身につけなければなりません。
自分が読もう・話そうとしている発音は、「四声(声調)」「子音」「母音」として、どう分解されているのか?
この点を頭に入れておくと、発音の習得度はグンっと上がります。
一つ例を見てみましょう!
僕が冒頭使った「大家好!」(皆さんこんにちは)と話したいとします。
- 最初の単語「大家(皆さん)」を発音
- そのうちの漢字「大(dà)」を発音
- 「子音(d)」「単母音(a)」「声調(第四声)」の発音が必要
逆説的に見るとこんな感じです。
これが「中国語の発音構成」=「全体マップ」です。
そして、これが発音を勉強しなければならない理由です。
「四声(声調)」「子音」「母音」とは何なのか?なぜそれぞれの発音勉強が必要なのか?
ただ闇雲に聞いて発音勉強するよりも、ここを論理的に捉えておくことで、「あーそういうことか」「そのために必要なのか」という理解が深まり、脳と体への定着度が増します。
こう見ると「複雑!」「1つの漢字でこれかよ・・」「分かんない・・」と思われるかもしれません。
もちろん全ての漢字をいちいち分解して理解する必要はないので、最初の「全体マップ」として、こういう捉え方をしておくことを強くオススメします。
「全体マップ」を持っておくと、のちに分からなかったり、できなかった事が、何かと何かが合わさり突然理解できるようになったりするものです!
この「全体マップ」に関しては、発音の参考書として有名な「紹文周の中国語発音完全マスター」にも記載されています。
▼紹文周の中国語発音完全マスターのレビュー記事はこちら
- 発音勉強は闇雲に音声を聞くだけの勉強はしない。
- 中国語発音構成を理解する。
- 「四声」「子音」「母音」の役割を理解する。
発音のネイティブチェック
一人で抱え込むのはやめよう。
難しい中国語の発音を最短で習得するために、ネイティブにチェックは必要不可欠です。
独学でCDや動画を聞きながら身につけようとする人もいますが、僕はオススメしません。
それだけ中国語の発音は難しく、微妙な違いが多数あります。
例えば、「an」と「ang」は「アン」、「zhi」と「ji」は「ジ」、「xiang」と「shang」は「シャン」などなど、同じような発音がたくさん。
発音のテキストや動画では、その違いやコツが事細かに紹介されていますね。
特に動画は口の動きなども事細かに紹介されてるので満足してしまう人も多いでしょう。便利な世の中です。
しかし、インプットが良くても、完璧なアウトプットができているかは自分では分かりません。
自分で完璧だと思っていても、「本当に正しいか?」は自分でジャッジできないのです。
もし、その発音が間違っていた場合、あなたの悪いクセとなってしまい、途中から修正するのもまた一苦労です。
そのため、発音の勉強時期はネイティブチェックの機会を必ず作ってください!
必ずです!
僕は、中国語学校に行くことをオススメします。
やはり面と向かいながら中国人ネイティブの発音を聞き、そしてすぐさま自分で真似て発音してみることで、発音の正確さが身につくからです。
「正しい発音を聞く」→「その場で真似る」→「その場でチェック」→「修正・改善」
このサイクルを繰り返す事で、正しい発音を身につきます。
また、リアルな学校だと中国語の発音を習得する上で難しいとされている「口の形」「舌の位置」というポイントも、より細かに教えてもらう事ができます。
それに、日本人の発音のクセや、苦手箇所をよく知っている中国人教師が多数なので、発音のコツをかなり掴めやすいですね。
今では中国語オンラインスクールも多数あり、ネットでの受講も安く簡単にできます。
▼中国語オンラインスクールの比較記事はこちら
リアルの学校へ行くことが難しい人は、中国語オンラインスクールの活用も選択肢の一つです。
「中国語の発音を最短でマスターする」ためには、中国語学校・中国語オンラインスクールを活用しましょう。
独学だけでやるのはオススメしません!
- 中国人による発音チェックは必須。
- 極力、中国語学校を活用。
- 難しい人は中国語オンラインスクールを活用。
- 発音の独学はダメ!
発音参考書を使い「音読・録音・改善」を繰り返す
「録音!」やらない人多いからこそやる!
- 勉強時間の確保
- 発音構成の理解
- ネイティブチェックの環境を作る
この3つの次に、勉強らしい勉強に入ります。
しかし、いざ発音勉強をするといっても、どうやって進めたらいいのか?
発音専門の参考書を使う
発音参考書であれば、ゼロから始める人向けに順序立てて、「四声」「子音」「母音」をパートごとに詳しく説明してくれています。
今は発音参考書の数も多く、内容もかなりよくなってるのでこれを使わない手はないです!
▼おすすめ発音参考書のまとめ記事はこちら
発音参考書の中身は、各レビュー記事で触れているのでぜひ参考にしてみて下さい!
発音参考書の説明を通して、最終的な目標(ゴール)である中国語の音節を全て正しく発音できる状態を目指します。
この音節表にある各音節を正しく聞けて、正しく発音できる!
発音参考書にはそのポイントが詰まっています。
発音のポイントを読み、音声を聞き、自分でも発音練習していくかと思いますが、僕がおすすめしたい方法は「音読」と「録音」。
音読
正しい音声を聞いた後、実際に自分で声を出して真似てみましょう。
ポイントは3点
- 漢字とピンインを見ながら
- 声を大きく
- ハッキリ
コレで音読!
難しいことは言いません、先ずはこの3点を意識して音読練習を心がけてみて下さい。
最初のうちは、漢字とピンインを見ながら音読することが大切です。
なぜなら、先ずは「見て・聞いて・発して」音読することで、ピンインと四声を暗記する必要があるからです。これが一番効率的なのです!
最初のうちは、机に座り参考書を見ながら、音声を聞いて音読して下さい。
▼「音読の効果」を得られるおすすめ方法の詳細はこちら
録音
ほとんどの人が恥ずかしくて避けている「録音」
だからこそ最初の発音勉強時へ取り入れてる。
「今の自分のレベル(現状)」→「ネイティブ音声(目標)」
発音勉強を進めていく中で、現状と目標のギャップを埋めていくには、先ずは自分の現状(実力)を理解しておく必要があります。
自分が正しいと思いながら発声した発音を客観的に聞くことは難しいものです。
だからこそ、先ほどあげた、
「ネイティブチェック」と「録音」
この機能をうまく使うのです。
自分で思ってた以上に「え!めっちゃ変(汗)」と聞こえるかもしれません。
そしてとても恥ずかしくて意気消沈してしまうかもしれません。
当たり前ですよ、始めたばかりなのだから!
重要なのは、それをどう活かすかです。
母音の「e」が苦手、鼻母音の「n」と「ng」が区別できてない、四声の「第二声」が上がってない。。。などなど これは僕の当初の経験談です笑
これらを知ることができたら、再度ポイントを見直したり、動画を見たりしながら、改善することができます。
そしたら、また音読の練習をし、録音とこれの繰り返しですね。
最初は恥ずかしいかもしれませんが、やってくうちに慣れて、今後の中国語勉強においても必要不可欠なツールになると思います。
- 音声を聞き流すだけではダメ。
- 音読は声を大きく、ハッキリと。
- 録音機能を使い、自分の苦手箇所を把握。
- 苦手箇所を改善し、再度音読を繰り返す。
まとめ
当たり前のことも多いですが、僕も嫁氏もこの基本戦略4点に沿い勉強し、発音はマスターできました。
発音勉強に行き詰まっている方は、ぜひ参考にしていただきたいです。
最後におさらいです。
中国語発音の基本戦略4点
- 最低1か月は発音勉強の時間を確保する
- 中国語の発音構成を理解し活用する
- ネイティブチェックを活用する
- 音読、録音を効率的に活用する
中国語の発音、ほんと難しいですよね。
僕もコレまで何度挫折してきたことか(笑)
ただ、中国語はこの最初の発音の山を乗り越えたら、中級レベルまではスイスイいけます。
ほんとに辛い時期ではありますが、正しく継続しさえすれば必ず身につくので、この基本戦略を参考にぜひひと頑張りしましょう!
難しい中国語の発音をサポートしてくれる「オンラインスクール」「参考書」に関しては、こちらの記事でまとめてるので、ぜひご参考ください。
▼中国語オンラインスクールの比較記事はこちら
▼おすすめ発音参考書のまとめ記事はこちら
この記事が中国語勉強のお役に少しでも立てたら嬉しいです。
それではまた
那我们下期再见!
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