大家好!チュウコツです(@chukotsu_twitter)
HSK4級のリスニング対策に悩んでいませんか?
実は、HSK4級リスニングは過去問を使えば、短期間でも点数を取れます。
そんなカンタンにいくの?…と思いますよね。
しかし!「ある学習法」と「小ネタ」を使えば、短期間での点数アップも可能なんです。
この記事では、HSK4級を3か月で249点で合格できた僕だからこそお伝えできる、HSK4級リスニングのコツを紹介します。
短期間で点数アップできる「ある学習法」と「小ネタ(裏ワザ)」を紹介。
HSK4級リスニング対策に少しでもお役に立ちたい!という気持ちでお伝えします。
(HSK4級対策の勉強をしていた当時、僕も超焦り、ほんと困っていました…)
リスニング対策には、この記事にある「基礎」ができていることが前提です。
基礎が身についているか?こちらもぜひ確認してみてください。
もくじ
HSK4級リスニングは過去問を使い倒せ
HSK4級で一番難しいのがリスニングです。
でも大丈夫!
下のポイントさえ抑えれば点数は取れます。
点数を上げる小ネタ(裏ワザ)
- 冒頭2分間は設問の先読み
- 【第1部分】設問文で明らかに「✔️or X」がわかる
- 【第2部分】設問の中国語が聞こえたら=答え
このポイントを抑えていくには、過去問の活用が必須!
「HSK公式過去問集4級 2021年度版」
HSK4級の過去問5回分で実践力を鍛えることができます。
過去問を徹底して使い倒しましょう。
それぞれ詳しく説明します。
HSK4級リスニング過去問の使い方
リスニングは、【第1〜3部分】に分かれますが、過去問を使った勉強は、共通して「精読・音読・シャドーイング」でOKです。
では、過去問にあるどの中国語を使うのか?
リスニング問題は2つの中国語があるので、その2点を使います。
- 回答として既に書いてある中国語
- 問題文として流れてくる中国語
①が、HSK問題の選択肢として既に書いてある中国語ですね。
下記画像で言うと、A〜Dにあたります。
②は、問題文として流れてくる中国語なので、過去問の解答ページにスクリプト(文章)として書いてあります(赤で囲んだ箇所)。
過去問にある①と②の中国語を使って、「精読・音読・シャドーイング」でトレーニングしていきます。
具体的に見ていきます。
例:2021年過去問第2回リスニング問題11
中国語②(流れてくる中国語)
男:小王,我不是让你复印十份材料吗?怎么少了一份?
女:经理提前把她的那份拿走了。
問題:女的复印了几份材料?
中国語①(書いてある中国語)
A. 4 B. 6 C. 8 D. 10
リスニング勉強で使う中国語はこの2点。
「精読・音読・シャドーイング」の詳しいやり方を説明していきます。
過去問で精読
先ずは、精読です。
この記事でも書いてますが、精読をやらずに後の勉強をしても効果はありません。種を植えずに水をあげるようなもの。
それだけ精読は超絶大事!
この後にある「音読、シャドーイング」を使い、HSK4級レベルのリスニング力を効果的に上げるため、この精読は必ずやること。
精読といってもそんなに難しく考える必要ないですよ。
- 発音が怪しい箇所はピンインと声調を書く
- 文法のポイント箇所をマーカーする
こんな感じでOK!
自分なりに中国語文章を読み込んでおくことが必要なんです。
中国語②(流れてくる中国語)
( )
中国語①(書いてある中国語)
日本語の対訳だけを見て、わかった気になるのは避けましょう。
見る、使うべきは中国語です!
過去問にある中国語①②は、全て精読する。
先ずはここから始めましょう!
過去問で音読
精読という種をまいたら、次に音読で発音とリスニングのトレーニング。
中国語は、自分で発音できないと、聞き取りできない。
コレが真理です。
自分で発音できるようになるため
精読で発音と文法を紐解く(インプット)
↓
音読(アウトプット)
このステップが大事なんです。
音読って、中国語文章を口に出していくだけ。
しかし、侮るなかれ!
音読は、発音力の向上に効果抜群!
中国語を「正しく・きれい」に発音するため、音読はもってこいの学習方法。
- 音声符号化(ピンイン化)
- 文法・意味処理
- 発音(発声)
- 聴覚フィードバック
①②のプロセスで、中国語を読めるように分解、理解し、③で実際に自身で発声してみる。そして④で自己チェックする。
音読は、この①〜④をほぼ同時に行い、繰り返すことで、きれいに、流ちょうに発音が向上するのです。
中国語は、自分で発音できないと、聞き取りできない。
音読で「自分で発音できる」下地を作っていくことで、聞き取り(リスニング)できるようにしていきましょう。
発音力向上のため、音読はどれくらいすべきか?
「最低10回」は音読してください。
精読した文章を10回音読すると、自分の口も慣れ発音力はかなり高まり、リスニング力アップの土台もできてくるのです。
過去問にある中国語①②は、最低でも10回以上音読する。
つまることなくスラスラ読めるようになったら、次の日もスラスラ読めるか試しましょう。
3日続けて、スラスラ読めたらその中文は聞き取れる準備ができています!
過去問でシャドーイング
ここまできたら最後にシャドーイングで、リスニングに特化したトレーニング。
シャドーイングは、自分の耳だけを頼りに中国語を聞きとるので、一気にハードルが上がります。
今まで補助輪をつけて走っていたけど、ここからは補助輪を外し、自転車を速くこいでいく感じに近いですね。
HSK4級合格!という目的地に早く着くためには、欠かせないトレーニングにもなるのです。
この音声を中国語を見ずに、シャドーイングを繰り返す。
中国語②(流れてくる中国語)
( )
最初は難しく、口が追いつきません。
けど焦らない!
ここまで「精読、音読」を繰り返しているので、土台はしっかりとできています。
焦らずに繰り返してみましょう。
難しければ一時停止してもいいので、過去問音声を聞き、自分で発音を少しでも繰り返す。
それでも「聞き取れてない」「自分の中国語が追いつかない」のであれば、もう一度音読に戻りましょう。
シャドーイングの目安は?
1回だけでなく、「3回スラスラ」と言えるようになるまで。
音読と同じく、1日だけでなく3日続けてスラスラできていたらバッチリ!
過去問にある中国語②は、完璧にスラスラなるまでシャドーイングする。
HSK4級リスニングの点数を上げる小ネタ(裏ワザ)
HSK4級合格するのに、僕が実際に使った小ネタを紹介します。
過去問と実際のHSK4級試験を通し、コレは使える!といった内容を紹介。
「何がなんでも合格したい」という人のみ見てください。
というのもこの小ネタは、HSK4級レベル本来の実力が関係ないからです。
点数を取るためのテクニック的なものなので、コレに頼りすぎると実力はともわなくなっちゃうんです。
HSKなど試験は、中国語習得という目的達成へ向けた一つの手段、通過点です。
試験テクニックだけに頼らず、本来の実力を身につけましょう!
といっても、「何がなんでも合格したい」ですよね(笑)。
僕も当時は血眼になり、どうしたら少しでも点数が上がるか?を探していました(汗)。
リスニングの点数を上げる小ネタはこの3点
- 冒頭2分間は設問の先読み
- 【第1部分】設問文で明らかに「✔️or X」がわかる
- 【第2部分】設問の中国語が聞こえたら=答え
それぞれ詳しく説明します。
【小ネタ①】冒頭2分間は設問の先読み
第一問目が始まる前、約2分間の説明と例が中国語で流れます。
その2分間は先読みに有効活用する。
説明と例をフムフムと聞く必要ないです。
問題文の中国語を先読みしておくのです。
2分間の詳細
- 試験冒頭の説明文(約1分間)
- 第1部分の例文(約1分間)
前者の説明は、「大家好,欢迎参加HSK4级考试…」的な中国語が流れれくるだけなので、オール無視でOKです。
後者の例文も、問題用紙に記載されている「例如」が読まれるだけなので、過去問さえやっていたらどんな問題かわかりますよね?
ここもオール無視でOK!
(下画像の赤枠部分が読まれるだけ)
この2分間は大きいです。
では、この2分間で何をするか?
- 第1部分の先読み(述語チェック)
- 第2部分の先読み(とにかく一度読む)
難しく考えずに、先読みです!
「食べ物の話、会社内の話、旅行の話、スポーツの話、空港の話」リスニング内容は様々ですよね。
先に設問箇所を読んでおくと、大まかな内容はわかります。
「那本书很有趣」だったら、「本の話で、面白いかどうかか」と大きな準備ができる。
第1部分は、先読みに加え、余裕があれば述語をチェックしておくと更にグッド👍
述語とは?
主語の表すものの動作・作用・性質などを述べた語。
主語(誰、何)に対し「どうする、どうなる、どんなだ」の箇所ですね!
過去問を使い、超ざっくりチェックするとこんな感じです。
試験のときも、下線などを引いておくと音声が流れてきたときに「✔️(正しい)」か「✖️(間違い)の判断がつきやすい。
第2部分は、とにかく先読みする。
設問に漢字がギッシリあり、「うわぁ…」ってなりますよね。
けど、よく見ると各設問の中国語は短い単語。冷静に見ると、基礎単語さえできていたら難しくないんです。
コレらを一つ一つしっかりと読み込んでいく必要はないです。
頭の中で速読していく。
とにかく一度先読みする。
先に設問箇所を読んでおくと、大まかな内容はわかります。
この準備をしておくのです。
あと、第2部分ではもう一つ小ネタがあるので、それは後にある【小ネタ③】で紹介しますね。
【小ネタ②】第1部分は設問文で明らかに「✔️orX」がわかる
第1部分は、正誤判断の問題。
読み上げられた短文の中国語が、書いてある中国語の内容と一致しているか?
- 一致していたら「✔️」
- 一致していなかったら「✖️」
問題が10問あるんですが、その中には聞かなくても「✔️or X」がわかるような問題もあるんです。
例を見てみましょう。
医院的厕所里可以抽烟
(病院のトイレは喫煙できる)
当老师不容易
(先生になるのは簡単でない)
要注意保护眼睛
(目の保護に気を付ける)
コレ見てどう思いますか?
一般論で、答えられますよね。
「病院のトイレ喫煙✖️だろ」「先生なるの簡単じゃないよ✔️」「目は大切だから気をつけるよ✔️」
コレで正解なんです。
第1部分の中に「1〜2問」はこんな読んだだけでわかる問題があります。
「余裕がない、うまく聞き取れなかった」
そんなときは、この小ネタを使うと、少しの余裕を生み出すがことできますよ!
【小ネタ③】第2部分は設問の中国語が聞こえたら=答え
第2部分は、4つの選択肢(設問)から正しい中国語を選択。
結論を言うと、約70%は「短文で流れる中国語の中に、4つの中国語の1つが聞こえたら」それが答えです。
約70%は、私がコレまで解いてきた過去問と実試験を通しての数値です。
HSKの傾向の変化などにより、変わってくるかもしれませんので、その点はご了承願います。
実際に過去問2回分を見てみましょう。
第二部分は全部で15問あります。
赤のマーカー箇所
- 過去問第一回:12問
- 過去問第二回:12問
実は、この赤マーカーがこの小ネタ③を使った答えなんです。
12問/全15問 = 80%
この小ネタ③を使えば、80%正解していたことになります。
選択肢4つを先読みし、リスニングで流れてきて、中国語の1つがあったらそれが答え!
と、反応的に解答していくのがこの小ネタ③です。
残りの20〜30%の問題は、選択肢4つのうち「2つが読まれる」「どれも読まれない」などこの小ネタ③は使えません。
繰り返しますが、この小ネタ③は、僕のコレまでの経験上で作ったものです。参考レベルでご認識ください。
HSK4級リスニングのまとめ
HSK4級のリスニング対策として、過去問を使った学習法と小ネタを紹介しました。
最後におさらいです。
HSK4級リスニング対策の学習法
- 精読(絶対やる!)
- 音読(3日続けてスラスラなるまで)
- シャドーイング(3日続けてスラスラなるまで)
HSK4級リスニングの小ネタ
- 冒頭2分間はとにかく先読み
- 第1部分は設問文で明らかに「✔️or✖️」がわかる
- 第2部分は設問の中国語が聞こえたら約70%が答え
下記記事内にある「基礎」ができていて、過去問を使い勉強さえすれば、HSK4級の点数はバッチリ取れるようになります。
過去問をガッツリ使い倒しましょう!
HSK公式過去問集4級 2021年度版
HSK4級の過去問5回分で実践力を鍛えることができます。
試験勉強は辛いですが、目標がしっかり定まっているのはとてもいいことです。
目標(HSK4級合格)達成へ向け、頑張りましょう!
合格したときのほんと言葉では表せれない達成感、嬉しさ、そして中国語中級者としての称号が待っていますよ。
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勉強はほんと大変ですが、中国語ペラペラ(目標レベルの習得)へ向けた成長のため、この記事が少しでもお役に立てたら嬉しいです。
それではまた
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