大家好!チュウコツです(@chukotsu_twitter)
前編の「その2」はこちら
今回は「ゼロから中国語をはじめて、ビジネスレベルに到達できるまでの方法」のステップ3で「投資」に関して。
「投資!?」
怪しいですねー。
新NISAやiDeCoという新しい仕組みも出てきて、投資に対する理解度も増してきましたが、積極的に行動している人はまだ少数派でしょう。
え!?この記事でなんか売り込まれるのか?
と思う人もいるかもですが、何もないのでご安心ください。
僕がこの記事で触れるのは、「自己投資」に関して。
自分の中国語をビジネスレベルにするため、おカネや時間をかけよう。という話です。
「怪しい!」と思われても「書く必要がある」「避けては通れない」と強く実感しているため、シリーズ記事「その3」に組み込みました。
投資と聞くと「ウっ…」となるかもですが、ビジネスレベルの中国語を早い段階で習得するためには、避けて通れないんです。
それでも「怪しい!」と思う方は、これ以上読み進めるのをやめましょう。
この記事では「ゼロから中国語をはじめて、ビジネスレベルに到達」するために必要な要素である「自己投資」に関してまとめます。
自己投資の必要性
僕らの目的(ゴール)は「中国語をビジネスレベル」にすることですね。
このゴールを達成するための大きな手段として、投資が必要になってきます。
今の自分 → 中国語ビジネスレベル
(現実) → (ゴール)
「→」を早くゴールへ結びつけていくためには何が必要でしょうか?
マインドセットは、前の記事で紹介しましたね。
コレも超必要な要素なので、必ず読んで取り込んでください!
あとは、当然ながらテクニック面が重要になってきます。
発音・単語・文法の習得、リスニング強化、会話トレーニングなどなど。
俗にいう「学習法」。
コレらを全て独学でやるのも手ですが、全部を一人でやるのは、正直しんどいです。
それであったら、プロをうまく活用する、先人の知識を取り入れる方が、なんか早くてより正確にうまくいくと思いませんか?
僕らはそこに投資するのです。
ビジネスレベルの中国語という成果を出していくため、おカネをかけていく考え。
先ほどの「→」を成果としてバンバン出していく。そして、ビジネスレベルの中国語をいち早く手にいれる。
そのために自己投資していくのです。
けど、一点注意!
「自己投資」というと謎のきらきら感が出てきますが、何でもかんでもおカネをかけたら良いわけではないです。
「とりま良さげな中国語教室に高いおカネを払う
「とりま良さげな参考書買いまくる」
「なんかよくわかんないからコーチング使ってみる」
などなど。思考停止して、貴重なおカネを無駄に使うのはやめましょう。
投資には「良い投資」と「悪い投資」があります。
「良い投資」とは何か?
✔️目的が明確であること
✔️成果が伴うこと
この2点が必ず見えているのが、僕は良い自己投資と実感しています。
目的意識があり、それを達成するため成果が測れるようにしておく。
なんでもかんでも自己投資したらいいというわけではないです。
悪い例として、とりまダイエットのため買った「超高い漢方薬」、「高級ジムの会員券」。これは、あまりよくない結果になるのが容易に想像できますね。
なので投資と言う以上、リターンという利益をバリバリ求めていきましょう。
僕らの利益は「中国語ビジネスレベル」の習得です。
そして、その先にあるビジョンも必ず持っておくこと。
コレは「その1」のゴール設定編でお伝えしたとおりです。
そこでしっかり稼ぐ。などの絵を描いているのであれば、この自己投資という考え方も腹落ちしやすいと思います。
自己投資は、目的を達成するための必要経費。
「目的が明確で、成果が伴う」のであれば、大きな手段の一つとなる。
僕の中国語への自己投資
僕はコレまで中国語にどんな自己投資をしてきたのか?
参考までにシェアしてみます。
ビジネスレベルの中国語を身につけるまでの期間にフォーカスすると、こんな感じです。
- 参考書 10冊分
- 中国語学校 200コマ分
- オンラインスクール 毎日プラン
- 試験費用 HSK3〜6級
総額を申し上げると、超ざっくりで100万円でしょうか。
中国語参考書15冊 X 2,000円 = 3万円
中国語学校200コマ X 4,000円 = 80万円
オンラインスクール12か月分 X 10,000円 = 12万円
試験費用HSK3〜6級 = 4万円
中国語学校は、中国と日本の両方で活用してきたので、学校により単価も変わってきます。
参考書も、中にはメルカリで買ったりしたり、HSK過去問は高かったりと単価はバラバラですね。
なので、ほんと一つの参考程度として認識ください。
この100万円という金額をどう感じましたか?
「高すぎる!」「ムリ」「まぁ妥当じゃない」「いや、余裕っしょ」などなど
感じ方は人それぞれですね。
年齢や自分の収入、貯金の状況でも変わってきます。
しかし、ここで一番重要なことがあります。
それは、
「投資採算性」
投資採算性とは?
投資したおカネよりも、多くの効果を得られるか?の表す指標。
自己投資で大事なことの一つとして、「成果が伴うこと」と伝えましたが、そこをしっかりと見ておく必要があります。
今回の例だと、
自己投資額は100万円なので、100万円以上の効果が得られるか?
もし100万円以上の効果が得られるのであれば、投資採算性が見合うことになります。
コレが、論点です。
「100万円使って、次月には中国語勉強を諦め、違う語学勉強をはじめようとしている」
こんなんは、(まぁありそうけど)避けたいですよね。
100万円投資した以上は、それ以上のリターン(利益、効果)を求める必要があります。
では、僕が実際に得られた効果を紹介してみます。
僕が得られた効果
- 給料が1.5倍以上になった
- 副収入を得られるようになった
- 中国の友人が増え人生が豊かになった
- 中国語ができ自信がついた
- 子供の教育の選択肢が増えた
ざっくりですが、こんな感じです。
一番わかりやすいのは、1と2ですね。
おカネで計測できるので、投資額100万円より上か下かですぐわかります。
僕の場合は、嬉しいことにその上です。
給与面は、ベースが上がるとその月、その年以降も上がっていくため、今後も大きなリターン(おカネ)が得られます。
そうすると、100万円から150万円、200万円、300万円と、リターンを得られ、投資採算性がどんどん良くなるんです。
こういうおカネの話しをすると、きな臭が出てきますが、コレは紛れもない事実。そして、超大切なこと。
おカネは大事な道具だし、増えると便利!それに自分の評価と思えば、モチベーションも上がります。
綺麗事を言わずに、おカネを稼ぐ点にもこだわった方がいい!というのが僕の考えです。
あと、おカネでは測れない3〜5というのも僕の中ではとても大きな成果で大切な資産。
ココで詳しくは書きませんが、間違いなく僕の人生をより豊かにしてくれています。
こんな感じで、自己投資する際は、「投資採算性」をしっかりと考え、
投資採算性が見合うか?
自己投資額が回収できるのか?
という点を事前に答えられるようにしておきましょう。
自己投資は、投資採算性を重視。
使うおカネでそれ以上のリターンを得られるか?は、事前に必ずチェック。
必要最低限の投資とは?
自己投資の必要性は理解したけど、こんな疑問がでてきます。
自己投資はどれくらい必要?
最低限すべき自己投資は?
ビジネスレベルというゴール到達のため、効果的な自己投資金額とその内容を考えてみました。
結論から言うと、
学習初期の発音にはしっかり投資すべき。
理由は3点です。
難しくて、超重要
後の学習効率が良くなる
最初に間違えると変なクセになる
具体的に見ていきます。
まず、中国語の発音は超難しく、超重要。
多くの日本人が挫折していますね。
「中国語の発音が難しい理由」は、こちらの記事で詳細をまとめ。
そして、多くの日本人は大人ほどカタカナ発音に苦しめられます。
中国語の発音には、日本語にない「音(音節)」が多く、さらに声調(四声)も加わり、聞き取りにくいんです。超むずい。
けど、音(音節)が聞けない、発声できないと前に進みません。
「你好」は、発音でき、読める、聞けて、意味も分かりますよね。
けど「蜡烛」は読めますか?発音できる?
初心者だとわからない方が多いと思います。
このピンインは「Làzhú」、意味は「ロウソク」。
このように、中国語はピンインを正しく、発音できる(読める)ようにならないと、単語も覚えられなく、前に進まないんです。
自分で発音できない音は、聞けるようにもならない。
コレが中国語の発音は超難しく、超重要という理由です。
しかし、あまり身構える必要はないですよ。
自分の経験上と、周りの学習者を見ると、初期の発音を乗り越えると、後の学習は順調にいく傾向にあります。
中国語学習は、発音を乗り越えられると、後からブーストする感じ。
最初の発音は苦労したけど、それを乗り越えたら「中級レベル」ぐらいまでは、スーッと進んでいく感じなんですね!
単語でも文法でも、語学を学ぶ以上、読み書きをしなければならないので、必ず発音がつきまとってきます。
その発音をスムーズにこなせるかで、「読み書き」、「聞く話す」の学習も圧倒的に理解度が増していくのです。
それに、発音がスムーズだと、学習中の精神衛生面もかなり良くなります。
「中国語は発音が命」とは、多くの学習者の共通認識なので、発音がうまくいってると、やはり気分も乗ってくるんですよ。
逆にうまくいってないと、焦りがでますね。
「なんで全然聞き取れない!?」
「違いが全然わからない!」
「このまま喋れるようになるのか?」
こんな風に、焦り・イラつきが出やすくなっちゃうんですよ。
注意点は、中国語の発音は初期で正しい基礎を学ばないと、変なクセがつきます。
自分では正しい発音だと思っていても、実は全く違っていて全然通じない発音になることも多々あるんですよ。
中国語と日本語は、発音の構造が大きく異なるため、難しいポイントがほんとたくさん!
- 単母音「e」の口の開き方
- 単母音「ü」の口の丸め方
- 子音「f(u)」と「h(u)」の違い
- 「有気音」と「無気音」の違い
- 「zh、ch」などそり舌音
などなど…こんなのは序の口ですよ!
ひと様の発音をとやかく言うつもりはないですが、最初に覚え方を間違うと、後での修正がほんとに困難。
大人になって「箸の持ち方」や「ペンの握り方」が実は間違っていたので、今から正しく直しましょうと言われたら、「めんどくせー、今さら無理!」って感じますよね。
そして、実際に修正していくのはめっちゃ困難です。
「最初から正しい方法をしっかりと習っておけばよかった」
間違いなくこう思うでしょう。
必要最低限の投資は「発音」
最初に迎える「難しく大切な局面」なので、自己投資が必須!
もう一度強調します!
初期の発音には、自己投資をしっかりする。
ゴールである「ビジネスレベルの中国語習得」に早くたどりつくには、初期の発音への投資は必須です。
具体的な自己投資内容
では、初期の発音に、具体的にどんな投資をしたらいいのか?
発音の基礎は、中国語教室に通う。
超シンプルです!
中国語教室に通ってください。
ピンイン、声調を正しく発音できる状態になるまで、プロにしっかりと学びましょう。
いつまで?どれくらいか?
「音節表」を全て正しく聞き、発音できるようになるまでです。
※「音節表」とは、中国語のすべての発音を一覧にした表です。
音節表の画像は、こちらの参考書です。興味ある方はレビュー記事もどうぞ!
音節表を全て、正しく聞ける、区別できる、そして自身で正しく発音できる。
このレベルになるまで、中国語教室で発音のプロにしっかりと学びます。
僕も初期の発音は、めちゃくちゃ苦労しました。
そして、当初は明らかに発音がヘタクソで、覚えも遅く「ちゃんと上達してるのか?」「この先うまく喋れるようなるのか?」
こんな不安でいっぱいだったんです。
今、当時を思い返しても、ほんとあの頃は不安でいっぱいでした。
けど、中国語教室に通っていたからこそ、なんとか切り抜けられたと実感しています。
中国語の発音はほんと難しいです。
- 音節数が多い(日本語の4倍)
- さらに声調(四声)がある
- 一音節の単語が多い
対面でしっかりと、正しい「口の形、舌の位置、音の出し方」を学ぶには、中国語教室が一番ベスト。
中国語の発音は、以下のような先生が習得しやすい。
日本語流暢で、日本人むけに発音指導の経験が豊富な中国人
中国に留学経験あり、発音指導の経験が豊富な日本人
僕の場合は、このどちらにも当てはまらず、「日本語不可の中国人先生」でした。
習うより慣れろ!って感じでした(涙)
子供であれば、このスタイルでいいかもしれませんが、大人は知恵がつくため、ロジックを求めます。
難しい発音の内容に対し、「なぜ?」「どうやて?」「コレとの違いは?」など、疑問点が溢れてくるんですよ。
そして、その疑問に対して納得いく回答が得られないと、大きなストレスとなる。
僕は当初、マジでイラつきまくりでした。
「何言ってるかわからない」「さっきと同じやん」「まだ理解してないのに次すすめんなよ」。。。などなど(汗)
そう感じると、先生側にもイラつきが伝わり、気まずくなってきます。
なので、僕の経験上ですが、「日本語不可の中国人先生」はおすすめできないですね。
中国語の発音ポイントを、しっかりと言語化できる、それを生徒側に理解させる力がある先生が一番です。
コミュニケーション力が高い先生ですね。
中国語教室であれば、そのような先生が多い傾向です。
なので、
発音の基礎は、中国語教室に通い勉強する。
おカネをかけるべき超重点ポイントなのです!
発音の自己投資は、日本人向けの発音指導に実績と経験が豊富な先生がいる、中国語教室に通う。
ココが一番の投資ポイント!
では、どれくらおカネがかかるのか?
僕が通っていた東京にある「語学教室Ken」を例に見ると、マンツーマン55分レッスン単価4,000円くらいから。
▼「Ken」のレビュー記事はこちら
※今では教室の場所が変わっているので、最新情報はHPを確認ください。
また、僕は「ベルリッツ」にも通っていました。
恐らく語学教室で一番高いと思われる「ベルリッツ」
マンツーマン40分レッスン単価6,000〜8,000円くらい。
▼「ベルリッツ」のレビュー記事はこちら
この他にも中国語教室はたくさんありますが、レッスン単価は「5,000〜6,000円」くらい。
発音の基礎だけであれば、10回分のレッスンで足ります。
つまり、
5〜6万円が自己投資額。
コレは最低限の必要経費として、ぜひ捻出したいです。
ただ、繰り返しになりますが「投資採算性」は、自分でしっかりと考えること。
「このおカネは後で成果を生むのか?」「おカネを払うだけでなく、行動に起こせるのか?」
自分の頭で考え、しっかりと理解・納得した上で、大切なおカネは使いましょう!
まとめ
「ゼロから中国語をはじめて、ビジネスレベルに到達できるまでの方法」のステップ3として、自己投資に関して紹介しました。
最後におさらいです。
自己投資は必須!
- 自己投資は目的達成の手段のひとつ
- 投資採算性は事前に考える
- 初期の「発音」はおカネをかける
- 発音は中国語教室に通おう
- その際、5〜6万円はかかる
おカネは大切です。
その大切なおカネは、僕らの目的である「ビジネスレベルの中国語習得」を達成する、大きな手段のひとつとして使います。
ここに気が引けるかもしれませんが、目的達成意識をしっかりと持ち、決断していきましょう。
投資する(おカネを払う)だけで、あとは勝手に成果が生まれることはないです。
最終的には、自分自身が中心となり、自己投資を活用していく、取り込んでいくという姿勢が必要。
そこに自分の「考え・行動」が生きていくのです!
「ビジネスレベルの中国語習得」という大きな目標に向かって、自己投資を有効活用しましょう。
もしこの記事でわかりづらい内容などがあればぜひコメントください!
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