中国語おすすめ勉強方法

ビジネスレベルで中国語を使うための3つのポイントとは?

大家好!チュウコツ(@chukotsu_twitter)です。

中国語を勉強している方で、「ビジネスレベルで中国語を使える」ようにすることを目標にしている方は多いと思います。

僕は現在、日系メーカーの海外事業部で仕事をしていて、中国と台湾を担当しています。

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現地法人があるため、中国語を使った仕事のやりとりというのは必ずしも多くはありませんが、メールや電話で中国語を使い仕事を進めていくことができるレベルです。

先日は台湾で世界的な小売企業で得意先でもある台湾人バイヤーと、一対一で商談を行ってきました。

結果はgood!です( ・`ω・´)キリッ

では、「ビジネスレベルで中国語を使えるようになる」というのは、一体どれくらいのレベルに達していたらいいのでしょうか?

本記事では、ビジネスレベルの中国語がどのようなものなのかを考え、そしてそのビジネスレベルで中国語を使うためのポイントを僕なりに3点あげたいと思います

「中国語ビジネスレベル」の具体的な目標設定

ビジネスレベル!と言っても、かなりざっくりし過ぎです。

先ずは、ビジネスのどのレベルで使いこなせるようになりたいのか?

「中国語を使ってメールでやりとりできる」と「中国語だけで商談できる」では、使うスキルも中国語のレベルも異なってきます。

極端ですが、両者で必要・不必要なスキルを比べるとこんな感じです。

「中国語を使ってメールでやりとりできる
必要 → 語彙量・文法
不必要→ 発音・リスニング・スピーキング

 

 

「中国語だけで商談できる
必要 → 語彙量・文法・発音・リスニング・スピーキング
不必要→ ない

相手が目の前にいて、リアルの場で中国語コミュニケーションが即座に必要となる「商談」と、2次元で話が進む「メール」では当然のごとく求められるスキルがこれだけ変わってきます。

また、仮に「中国語だけでプレゼンできる」となると、以下のようになります。

「中国語だけでプレゼンできる
必要 → 文法・発音・スピーキング
不必要→ 語彙量・リスニング

仮に自分が一方的に喋るプレゼン形式とした場合、自分は中国語を聞く必要がないので、リスニング力は入りません。

また、台本を作っとけばそれに応じた語彙だけ覚えたらいいので、語彙量もそこまで必要ではないです。文法も大していらないですね・・・。

このように、「ビジネスレベル」と言っても、かなり使用シーンが広いので、先ずはこの目的地点(ゴール)を明確にしてみましょう

それに、最終的な目的地点をイメージすることで中国語勉強の動機が生まれ、そこを目指して頑張ろう!となります。

ちなみに僕が勉強始めた当初の目的地点(ゴール)は、「日本の本社へ中国人のお客さんを連れて行き、同僚の前で中国語を使ったプレゼンを行い、ドヤる( ・`ω・´)キリッ」ことでした(笑)

何のために中国語を使うのか、どういった場面で使いたいのか、このようなことを明確にすればするほど、勉強すべきポイントが見えてきます

 

その1
仕事上での使用シーンをより明確にする。目的地点(ゴール)を明確にしよう。

「メールで中国語を使える」を先ずは目標にしてみる

ビジネスの中でも「メールで中国語を使える」が一番ハードルが低いです。

理由としては、対面でのリアルタイムによる中国語能力が問われないからです。

そのため、前述の通り「発音・リスニング・スピーキング」は要らなく!語彙量と文法がある程度できていたらokです!

「中国語を使ってメールでやりとりできる
必要 → 語彙量・文法
不必要→ 発音・リスニング・スピーキング

また、メールを受発信する関係ということは、話しの方向性がある程度は定まっているということです。

仕事の中でも、「見積もり・サンプル依頼」「商談のアポ」「商品紹介」など、ある程度は方向性が分かっている中でのお互いのやりとりとなるので、コミュニケーションが取りやすい環境でもあります。

また、当たり前ですが、メールを打つにあたり、「時間に余裕がある」「修正ができる」「辞書や翻訳アプリを使用できる」などなどメリットもたくさんあります

ですので、「中国語をビジネスで使えるようにする」という目標を立てている方は、より具体的な目標として「メールで中国語を使える」を手前の目標としましょう!

 

その2
先ずはビジネスメールを中国語で使えるように、中国語勉強を取り組もう!

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仕事で使う中国語メールの例

一番のポイントとして、「先ずはメールしたい内容を簡単に日本語で書き出し、その日本語を中国語に翻訳していく」という作業です。

メールであれば、この作業に対し、時間をかけながら、辞書や翻訳アプリを使いながら進めていくことができます。

少し例を見てみましょう。

下記日本語の内容を中国語でメールしたいとします。

私は日本の食品メーカー「チュウコツ」の「やった」と申します。

A社の張様に御社を紹介して頂きました。

私たちの会社はA社に「チュウコツ 調味料」を採用して頂いております。

10月1日のA社 張様との商談で「チュウコツ 調味料」の試食販売の提案を行いました。

張様からは先に私が御社とコンタクトをとり、具体的な内容を決めてから再度、張様へ連絡するようにお話し頂きました。

試食販売に関し、弊社は御社のご協力が必要です。

御社と試食販売の内容を進めていくにあたり、弊社はどのような事が必要になりますでしょうか?

お手数おかけ致しますが、ご教授いただきたく存じます。

ちょっとややこしいですが、「自社商品をA社に提案しに行ったら、A社から先にB社(メール発信先)と話し詰めてくれと言われ」B社宛てへ送ったメールです。

この日本語内容を僕なりに中国語に訳すとこんな感じになります。

您好!

我是日本食品公司的「チュウコツ」的「やった」。

是A社的张先生给我介绍贵司的。

我们公司的「チュウコツ 調味料」,现在已进入A社。

10月1日的时候我与A社的张先生会谈时,建议进行「チュウコツ 調味料」的试吃活动。

张先生让我先与贵司确认具体的试吃活动内容,然后再与他聊系。

为了开始跟贵司合作试吃活动,我们应该准备哪些事宜呢?

麻烦您告诉我们必要的条件。

谢谢您!

僕はこれに近しい状況を経験していて、この内容で実際に得意先へ中国語でメールを送っています。

結果、何の問題もなく仕事を進められています

日本語をみたら少し難しいと思うかもしれませんが、中国語訳を見てみてください。

結構簡単じゃないですか( ;゚Д゚)?

中国語上級者の方からはツッコミが入るかもしれませんが、先ほども述べた通り、僕はこの中国語メール内容でビジネスを上手く進められています。

恐らく皆さんが思っているよりもずっとハードルは低いです。

では、これくらいの中国語メールを作るのに、どれくらいの中国語レベルに達していたらいいのでしょうか?

 

《参考》中国語に不安がある祭、下記フレーズを入れることで送り先へ配慮することも出来ます。(経験上、中国の方はほとんど気にしないかな・・・笑)

私は中国語ができますが、もし失礼だったりおかしな文法箇所がございましたらお許しください。

我会中文,可是如果有不礼貌的或者文法不对的地方的话还请原谅。

「メールで中国語を使える」レベルとは?

先ほどの中国語メール文を作れるレベルがどれくらいなものか、僕なりに考えてみました。

一言で表すと、、、

 

 

 

HSK4級を240点(8割)以上で合格

 

 

このレベルを先ずは参考にしてください。

 

 

HSK4級はこんな感じのレベルです。

※HSK公式ホームページは、こちら

初級の1級から上級レベルの6級まで6段階に分かれていて、4級は中級者レベルに相当します。

HSK4級は、受験生の日常中国語の応用能力を判定するテストです。
「幅広い範囲にわたる話題について、中国語でコミュニケーションをすることができ、中国語を母語とする者と流ちょうに話すことができる」ことが求められます。

学習目安:
1200語程度の常用単語と文法知識を習得している者を対象としています。
大学の第二外国語における第二年度後期履修程度の学習が目安とされています。

参照:HSK公式ホームページより

 

ちなみに僕は、このHSK4級は中国語勉強を始めて4ヶ月で(249点/300点)で合格しました( ・`ω・´)ドヤツ!!

 

公式HPにもあるように、4級は「日常中国語の応用能力を判定するテスト」です。

1200語程度の単語と文法知識が求められます。

僕の経験と感覚的に言うと、4級を合格点ギリギリ(180点/300点)で合格しても弱いです。

漢字に強い我々日本人には比較的簡単なハードルですね。

それが、8割(240点/300点)を超えてくると、中国語を使ってネイティブと会話ができるレベルと捉えています。

中国語を使ったメール文を作るのにも同じで、HSK4級を8割(240点/300点)以上で合格できていれば、一定の中国語メール文は作れると思います。

 

その3
HSK4級 240点(8割
)以上で合格を目指そう!

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最後に

ビジネスで使える中国語のレベルとそのステップに関してまとめてみました。

「ビジネスレベルで中国語を使える」ようにすることを目標にしている方へ、最後にもう一度おさらいです!

ビジネスレベルで中国語を使えるようになるには?

  1. 仕事上での使用シーンをより明確にする。
  2. 先ずはビジネスメールを中国語で使えるように、中国語勉強を取り組む。
  3. そのためにHSK4級で240点以上を目指す。

 

かなりざっくり!と思う方もいるかもしれません。

しかし、「日常会話で使えるようになる」や「中国人と交流できるようになる」と言うような広すぎる目標に比べたら、この3つを明確にした方が100倍効率的です!

「日常会話・交流」だけでは、話題が多岐にわたりすぎて、それこそやるべき勉強のポイントも明確にすることができません

中国語初心者の方で、将来的に仕事で中国語を使いたいのであれば、先ずはこの3点を考えてみてください。

漠然と「中国語喋れるようになりたい」と思いながら、多岐にわたって勉強していくよりも、この方向性に沿って勉強を進めていくことで「ビジネスレベルで中国語を使える」ようり進んでいきます!

ビジネス中国語の勉強方法に関する考え方は、この「最短最速で上達する中国語学習方法」も参考になります。

ビジネスで使う中国語が一番難しい!と思っている方にとっては、目からウロコな内容がたくさん書かれていますよ。

全200ページくらいなので、2〜3時間程度でサクッと読めます。

中国語勉強を始めたばかりで、どのような勉強方法が良いか分からないと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

この記事が中国語初心者の方にとって、お役に立てたら嬉しいです。

 

それではまた
那我们下期再见!

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