皆さんこんにちは。嫁氏です。
今回は私が記事を書いております。
私「嫁氏」に関しては、お時間ある方はこちらの記事をぜひご覧下さい。
私と中国語に関すること、今の仕事「翻訳」に関してまとめてみました。
今回は私「嫁氏」が、中国語勉強を始めたばかりの方にぜひおすすめしたい中国語単語の覚え方に関してご紹介させて頂きます。
私がこの記事で一番お伝えしたいことは、単語は、「いかに短時間で覚えるか」よりも「いかに長く覚えているか」の方が大切だということです。
では、長く覚えているために最低限必要なレベルってどんなレベルだと思いますか?
具体的には、「聞いた瞬間に文字が頭に浮かぶ」これです。
この状態になって初めて、会話や作文で覚えた単語を瞬時に使いこなすことができます。
本記事では、私がおすすめする中国語単語を「いかに長く覚えているか」「聞いた瞬間に文字が頭に浮かぶ」状態にするための方法を説明します。
こんな人におすすめ☆
中国語勉強初心者・初級者で単語覚えるの苦手な人。
本日のゴール☆
中国語単語を「聞いた瞬間に文字が頭に浮かぶ状態」にする勉強方法を理解する。
勉強方法☆
簡単4ステップ!
もくじ
用意するもの
- 長文と単語がセットの参考書(音声CD付)
→ 単語本でがむしゃらに単発を覚えるのはオススメしません。長文とセットだと、文章の話全体とリンクしたイメージで頭に残るので、印象に残り、定着しやすいです。
- 紙1枚(何でもOK)
→ 紙をこのように折って使います。
ここから4ステップでの学習方法に入ります。
ステップ1 漢字を覚える
ここ、おろそかにしている人多いです。
一見同じように見えてる感じでも、「線が一本多い」「点がある」とか、微妙に異なる部分もあります。
まずは漢字(中国語)を正確に書けるようになること。
ここ大事です。
テキストに書いてある漢字を見て、同じようにしっかり書いていきましょう。
同時に意味も覚えてしまいましょう。
手で文字を書きながら意味を頭で連想する(もしくは口に出す)。
漢字を間違えずに書けるようになってから、ステップ2に進んでください
ステップ2 ピンインだけを見て中国語を書く
さっき用意した紙をつかって、漢字部分、意味部分を隠します。
ピンインだけが見えるようになりますよね(下の図の赤い点線箇所)。
その状態で、ピンインだけを見て中国語を書いてください。
このとき、ピンインを口に出しながら、漢字を書いていきます。
合わせて意味も頭の中で復習しましょう。
この時、体の「目・口・手・頭」をフルに使って覚えていきます。
「目」でピンインを見ながら、「口」からそのピンインを発し、「手」で漢字を書き取り、「頭」ではその意味を入れ込みます。
目と口:ピンイン
手:漢字
頭:意味
ピンインを見てそこから漢字を書く。これを上から順にひとつずつやっていって、途中でつまったらもう一回頭から。通しで全部書けるようになったら、OKです。
ステップ3 音声だけを聞いて中国語を書く
次にCDの音声を聞いて、漢字を書いていきます。
先程のピンインが、文字から音声になっただけですね。
1単語ずつ止めて、書いて、また流して、止めて、書いて、を繰り返します。
これは、俺氏がこちらの記事で紹介していた「ディクテーション」という勉強方法ですね。
ワンクール通しで書けるようになったら、OKです。
机に座ってやるのはここまでです。お疲れ様でした!
ステップ4 音声だけを聞いて頭の中に思い浮かべる
「頭の中に思い浮かべる」ここがポイントです。
ひたすら繰り返します。
いつ?どんな風に?
例えば家から駅の10分、電車の中の15分。
イヤホンでCDを聞きながら、1単語ずつ頭の中に文字を浮かび上がらせるのです。
「脳内ディクテーション」という勉強方法です。
このときも1回ずつ止めて、思い浮かべることができたら次の単語に進んでください。
これを隙間時間に繰り返します。
ちなみに私は大学まで電車に乗る15分間、毎日往復の時間を利用していました。
一回もつまらずに思い浮かべることができたら、その単元の単語は終了です。
この学習方法のポイント
「今は漢字を覚える時間」「今はピンインから単語を引っ張りだす時間」と、目的を分けた上で手を動かし、今は何が目的なのかをしっかりと意識することが大切です。
ステップ1 :漢字を覚える
ステップ2 :ピンインから単語を引っ張る
ステップ3 :ピンイン(音声)から単語を引っ張る
ステップ4 :1〜3を定着させる
1つの単語、何も考えずに書く30回よりも「そのときの目的」を意識した10回の方が効果的!
実はこの勉強方法、日本人が中国語を学習するときの弱点に着目した方法です。
皆さん、英単語を覚えるときってどんな風に覚えていましたか?
きっと単語帳なんかを利用して、表は意味(日本語)、裏は英語(=発音)、というような感じでされていたのではないでしょうか?
もしくは、発音、意味、綴りを全部同時に覚えていた(口に出してひたすら書く)という方も多いのではないでしょうか?
英語の場合はそれでいいのです。
でも、中国語ではやり方を変える必要があります。
理由はこちら。
英語は表音文字なので、「文字」と「発音」が連動していて、「意味」離れています。
中国語は表意文字なので(日本語と同じ)、「文字」と「意味」が近くにあるのですが、そこに「発音」がリンクしていないつくりなのです。
例えば、「山」という文字を、表音文字である英語と、表意文字である中国語とで比較してみるとこんな感じです。
「山」という文字を見て、ほとんどの人が富士山などの「山(やま)」という意味が分かりますよね?
しかし、発音「shān」はしっかりと勉強しないと分からないはずです。
ですので、「発音」と「文字」の距離を近づけることに注力した覚え方をすることで、全体がまとまったかたちで脳に刻まれ、忘れにくくなるのです。
このレベルにもっていくことで、より長く覚えていることができるのですね!
まとめ
いかがでしたか?
皆さん、英単語と同じような方法で中国語の単語を覚えていませんか?
上にもまとめましたが、英語と同じような、意味を覚えようと闇雲に書いたり読んだりする方法は中国語には不向きです。
今回ご紹介した、「日本人がやるべき中国語単語の覚え方」は必ず効果に差が出てきますので、ぜひ実践してみて下さい。
最後にもう一度おさらいです。
4ステップ
- 漢字を覚える。
- ピンインを見て中国語を書く。
- 音声を聞いて中国語を書く。
- 音声を聞いて頭に思い浮かべる。
ぜひ試してみてくださいね。
それではまた
那我们下期再见!
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