大家好!チュウコツです(@chukotsu_twitter)
僕がHSK6級を実際に受けてみて、合格・点数を上げるために必須だと思うことは2点あります。
- HSK6級向け単語を覚える。
- 過去問を使って勉強する。
これは、僕が実際に受けてみて実感したのと、HSK6級をすでに合格している嫁氏も同じ考えです。
当然、中国語の基礎となるHSK5級までの「単語」「文法」「リスニング」が備わっていることは必須です。
HSKなど関係なく、日常・仕事で中国語を使った会話がペラペラな人でも、上の2つの勉強をやっていなければ、HSK6級はかなり難しい結果となるでしょう。
事実、僕の先輩で「大学の専攻は中国語、中国駐在歴7年、中国語ペラペラ」の先輩も、HSK6級に落ちてました・・・。そして僕も一度スベっています。
僕らの共通事項としては、日常・仕事の中で培ってきた中国語力だけでHSK6級に望んでしまったことです。
逆にいうと、最初に上げた2点をほとんどやっていませんでした・・・。
(ただ中国語が上手くないだけと言われるかもしれませんが 笑)
そこで、この記事ではHSK6級を受かるための必須事項の一つである、「単語」の覚え方に関してまとめてみました。
記事の要約
- HSK6級単語の覚え方がわかる。
- 単語の効率的な覚え方とは?
- HSK6級単語用のおすすめツールを紹介。
もくじ
HSK6級に必要な単語量は「5,000語」
単語5,000語!と聞くと頭痛くなりますが、これはHSK5級までの頻出単語2,500語を含んでいるので、HSK6級の新規単語は「2,500語」です。
それでも多い・・・(;´Д`A
ですので、正直なところ「HSK5級までの単語はある程度理解できている」、もしくは「HSK5級はすでに合格している」という状態であることが望ましいですね。
しかし、HSK5級レベルまでの単語はそんなに難しくはないです!
上の画像(HSK5級単語より抜粋)を見ていただいても分かると思いますが、見て意味がわかるような単語も多いです!
それが、HSK6級からは単語の「量と難易度」がいっきに上がります!
だから、単語対策が必要なんです!
HSK6級単語の覚えかた
単語を覚える!といっても簡単ではないです。
「単語の暗記」と聞くだけで、一気にやる気が落ちてしまうかもしれません(笑)
そこで、僕なりのおすすめ単語の覚え方をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
単語を覚えている状態とは?
「単語を覚える」をどのような状態として捉えていますか?
- 使いたい単語がパッと口から出てくる!
- 中国人が話している音声を聞いて意味がわかる!
- 書きたい内容の作文に使う単語がスラスラ出てくる!
このような状態が理想ですよね。
しかし、HSK対策に限ると、まずはこんな状態でokだと僕は思っています。
- 単語が読める(ピンイン)
- 日本語の意味がわかる
例えば、「弥补」という単語を、読め(ピンインで正しく発音できる)、日本語の意味がわかればokです。
答えは、「míbǔ」、「(不足や損失などを)補う、埋める」です。
各単語をここまでできるようにしましょう!
ほんとうは、「弥补」の中国語音声が流れてきたら、すぐに日本語の意味が分かり、漢字・ピンインのディクテーションができている状態が望ましいですが、それは少し欲張りすぎですね^^;
HSK6級の単語対策でいうと、先ずはこの2点ができている状態を目指し、大量の単語をインプットしていきましょう!
数は多いですが、中には「化妆」や「自满」など、え!これ本当に6級用単語なの?って思う簡単な単語もちょいちょいあるので、そんなにビビる必要はないです。
おすすめは「分散学習」×「フラッシュカード」
2,500個の単語を見て、「読めて、意味がわかる」状態にしていくにはどんな方法が一番効率的でしょうか?
気合いでとにかく読んで、書いて覚える!
1日20個など目標をきめて、とにかく頭に詰め込んでいく方法。
僕も一時はそんな方法でとにかくインプットしまくりました。人によってはいいかもしれません。
しかし、この方法だと僕は非効率だと感じます。
「新しい単語を頭に詰め込んでは、数日後には抜けていく・・・」こんな繰り返しだったからです。
超根気よくやれる時間とメンタルがあれば、こんな方法でもいいかもしれませんが、大抵の人は(もち僕も)途中でやる気をなくしていきます。
それに、語学に必要なのは長期記憶への定着です。
短期的に頭に詰め込んだ単語はHSK試験当日でも覚えている保証はなく、仮にギリ覚えていたとしても、その単語はHSKが終わったらほぼ忘れていくでしょう。
直近の試験で、短期的に頭に詰め込んだ内容で、まだ覚えている内容はどれだけあるでしょうか?
そこで僕がおすすめしたいのが、「分散学習」です!
分散学習と長期記憶への定着方法に関しては「脳が認める外国語勉強法」の中で詳しく書かれています。
レビュー記事では分散学習の内容に関しても触れているのでぜひご参考ください。
7ヶ国語を話す「脳が認める外国語勉強法」の著者が提唱しているのが、
「分散学習」x「フラッシュカード」
この2つを使い、システム化したツール「Anki」の活用です。
「分散学習、フラッシュカード、Anki」など聞きなれない単語が出て、分かりにくいかもしれませんが、要は「Anki」を使い、脳科学に基づいて単語を超効率的に長期記憶へと定着させていく!ということです。
Ankiに関しはこちらの記事で詳しく書いているので、ご参考ください!
基本はこの「Anki」を使って単語勉強を進めていくことを強くおすすめします。
HSK6級単語のおすすめ単語集・アプリ
僕と嫁氏が実際に使っている、HSK6級用単語の「参考書」と「アプリ」がこちら。
Anki以外のおすすめ単語集とアプリです。
品詞別・例文で覚えるHSK基本語彙 5級―6級
HSK5級・6級の頻出単語を網羅した単語集です。
名詞、動詞、形容詞、副詞など品詞別に単語が網羅されている、The単語集って感じですね(笑)
その分厚さに心が折れてしまいそうになりますが、それだけHSK5-6級の単語が網羅されているので、この単語集を抑えれば完ぺき!ということです。
キクタン中国語【中級編】中検2級レベル
英語単語集として超有名なキクタンの中国語版です。
キクタンという名前だけあって、コンセプトは「聞いて覚える単語集」
CD音声は「中国語→日本語→中国語」が流れ、耳から覚えれもらえる作りになっています!
先ほどの「品詞別HSK基本語彙集」と比べると、単語も文字も大きくて見やすい作りなのも嬉しいですね。
HSK公認単語トレーニング
HSKの公認単語トレーニングアプリです。
6級は最初の一部は無料で使えますが、途中から有料「1,100円」となります。
有料になりますが、上2つの単語集が2〜5千円するので、全然安いですね。
何よりも、HSK公認の単語集なので、信頼性と網羅性がとても高いのが一番いいところです!
各単語とその例文の音声つきなのも嬉しいですね!
まとめ
HSK6級を受かるための必須事項の一つである、「単語」の覚え方に関してまとめました。
最後にポイントをおさらいします。
- HSK6級までの単語は5,000語。
(5級まで2,500語+6級新規2,500語) - 単語を見て「読める(発音できる)・意味がわかる」状態にする。
- 単語を覚える方法は「Anki」を使うこと。
- インプット用単語集はおすすめ2つを参考。
- 公式アプリを使ってスキマ時間を有効活用。
単語勉強は苦痛!と思う方は少なくないと思います。しかし、語彙量が増えないことには、「読めない、聞けない」状態なので、当然アウトプットもできません。
語学上級者は、学習初期から単語勉強を継続して語彙量を増やしているのが現実です。
最初はしんどいですが、語彙量が増えてくると、自分のレベルが上がっていく感があるので、その成長も実感しながらぜひ継続していきましょう!
単語の覚え方は人それぞれで、自分にあった方法があると思います。
プロの翻訳者である嫁氏が初心者の方向けにおすすめする中国語単語の覚え方は、こちらの記事をご参考ください!
この記事が中国語勉強のお役に少しでも立てたら嬉しいです。
それではまた
那我们下期再见!
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