大家好!チュウコツです(@chukotsu_twitter)
前編では「ゼロから中国語をはじめて、ビジネスレベルに到達できるまでの方法」のステップ1として、ゴール設定に関して紹介しました。
前編の「その1」はこちら
本記事では、ステップ2として「マインドセット」に関して紹介します。
「おいおい、そんな精神面の話はいいから、早く具体的な方法を教えてよ!」と思うかもしれません。
けど、この「マインドセット」面はめちゃくちゃ大事。
事前に知り、理解しておくだけで、個人的には中国語学習の達成率が20%くらいはアップすると思っています。
ステップ1で「ゴール設定」し、「さー今からゴール達成へ向けやるぞ!勉強するぞ!」と意気込みますが、その先には荒波や高い壁がたくさん待ち構えています。
それらを乗り越えていくためにも、事前に大切な考え方をもち、備えておくことが超絶大事なんです。
マインドとは?仕事や語学学習で成果を出すための心構え、気の持ち方。
マインドセットとは?
人が物事を判断したり行動したりする際の「基本的な考え方や思考パターン」
事前に知っておき、考え方を整えておくことで、心の余裕も生まれます。
この記事では、僕が実際に「ゼロから中国語をはじめて、ビジネスレベルに到達した」経験上、絶対に持っておいた方が良いマインドセットを紹介。
入門者〜中級者の方は、ぜひ参考にしてください!
マインドセット→ 時間
「中国語はどれくらいで喋れるようになりますか?」
中国語勉強を始める前の方や、入門〜初級者からよくこんな率直な質問を受けます。
結論を先にお伝えすると、
早くて「2年」
2年が一つの目安かなと感じています。
「早くて」ですよ!
ほんとは「目的・ゴール」と「かけれる勉強時間やお金」次第で、習得時間も大きく変わってくるので一概には答えられません。
が、そんなこと言ってたらしらけるので僕なりの経験と、周りの人の状況をみて出した一つの結論と認識ください。
なので、最初のマインドセットは、「中国語習得には長い期間(最低2年)が必要になる」です。
短期ではどうこうならないです。
まずこういうのは幻想だと思うこと。
- 3か月で聞けるようになる
- 4か月でHSK6級合格
- 5か月でペラペラ
- 6か月でネイティブレベル
留学している人、時間とおカネを超使える人、両親が中国人の人とかだったらいけるのかもしれません。
けど、普通の人は極めて困難。(ってか無理)
(◯か月とかの)短期でキラキラしたゴールがあると、モチベーションが上がります。
けど、途中で「あれ…コレ無理じゃね…」と気づきスグに挫折。
気づいたら適当な理由つけて、中国語勉強もやめているという状況。
中国語習得には長い時間が必要です。
仮に短期で覚えられたことがあっても、同じように短期で忘れちゃうんですよ。
それであったら最初から、「中国語習得には長い時間が必要」と、こういう心構えでいましょう。
先は長い。前の課題をコツコツとこなし積み重ねていく。じっくりと成長していく。
こう思うだけで、先の不安が和らぎます。
時間的目安はどれくらいか?
「1,500〜2,000時間」
そのため、「2年間毎日2〜3時間勉強する」時間が必要になってきます。
ラクな道じゃないですよね?
そうなんですよ、、、めっちゃ大変。時間もかかる。
「中国語習得には長い時間が必要」「2年間毎日2〜3時間勉強する(目安)時間が必要」
先ずは、この時間軸のマインドセットを必ず持っておきましょう。
マインドセット1
中国語習得には長い時間が必要。
短期ではどうこうならない。
マインドセット→ 比較
「彼・彼女はもうHSK◯級合格!」
「彼・彼女は中国語どんどんうまくなってる!」
語学学習を続けていると、こんな感情がしょっちゅう襲ってきます。
次のマインドセットは、
「比較は、昨日の自分と!」
「他人と比較するな!」
語学習得は他人との競争じゃないですよね。競技でもないです。
なので、他人と比較するのをやめましょう。
語学勉強をしているとムダに周りが気になる。
「あいつ、もうあんなにできるようになってるのかよ…」
この刺激を、
「よーし、僕も負けずにもっとがんばるぞ!」とポジティブにとるか?
「どうしよう…全然だめだめだ」とネガティブにとるか?
ポジとネガで大きく変わってきますね!
僕は基本、前者のマインドを持っている方なんですが、学習初期の当初は、後者よりでした。
「あの人より発音が全然ヘタクソ」「あの人もうこんな喋れるようになってるの!?」「僕が一番単語量が少ない…」
こんな感情が増えてくると、めちゃくちゃやる気なくなってくるんですよ。そして…
「意味ねーな、もういいや」
と、中国語勉強をやめちゃう。
僕もそうですが、人間はそんなにいつも強くいられません。
周りの動き、言動が気になりだすと、自尊心がどんどん低くなっていきませんか?
必要以上に自分を低く見積もってしまい、自信もなくしていく。
けど、そんな必要は一切ないんです。
母国語以外の新しい言語を習得するという、とてつもなくスゴいことに挑戦しているんです。
まして、中国語なんて英語と違って基礎の「ABC」(に該当すること)すら習ってきていません。
ほんとうに新しい挑戦なんです。
その唯一の参加者は、あなた自身。
あなた自身がどれだけ積み重ねていけるか。継続していけるか。
そこに他人との比較はいらない。
(いらないというか、他人との比較は絶対するな!が大事)
比較するのは、昨日の自分と。
昨日できなかったことが、今日はできるようになっていること。
「我喜欢你」
こんな中国語、ほとんどの日本人が知らない。
けど、できるようになってるときが必ずくる。
そして、また新しい単語や文法、フレーズができるようになってる。
こんな繰り返しです。
「比較は、昨日の自分と!(他人と比較するな!)」
他人との競争と勘違いせずに、焦る必要なんてないんです。
自分自身にフォーカスして、自分の成長を楽しんでいきましょう!
マインドセット2
他人と比較するな。
昨日の自分と比較し、成長を楽しもう。
マインドセット→ 萎縮・緊張
「ア”ーーっ( ゚Д゚)!?」
「えっ?なんて言ってるの笑!?」
中国語に限らず語学勉強してると、うまくいかなくて周りから笑われる、責められるなんてことはよくあります。
次のマインドセットは、
うまくいかい、通じなくても、萎縮しないこと。
「萎縮するな!」と言われるよりも、こう置き換えた方が気持ちがラクかもしれません。
失敗は成功のもと。
(間違ってあたりまえやろ!)精神でどんどんチャレンジしていくこと。
コレは超絶朗報なのですが、自分で実際に中国語を使い、間違えると、めちゃくちゃ記憶に残るんですよ!
間違えた体験は脳に深く刻まれ、次に同じ機会があった際、一瞬でその体験が思い出されて、正しく使おうとする傾向にあります。
学習機能ですよね。
「あっ!なんか違う、あの時に経験したアレだ!よし、間違えずにこうやって使ってみよう」
大袈裟かもしれませんが、一度や二度間違えておくと、一瞬でこんな思考が生まれ、改善していこうとするんです。
なので、失敗に結びつくアウトプットは、どんどんしていくことが大事。
語学学習の過程ではこんなことは日常茶飯事。
- 言い間違える
- 通じない
- 周りの人に笑われる
- 中国人に「ア”ーッ?」って聞き返される
コレが普通です。
僕も3,000回くらい経験してきました。
けど、考えてみてください。
こんなことが起きて、あなたにどんな損失がありますか?
怒られる?罰金?降格処分?体罰?
なーんもないですよね。
せいぜい「恥ずかしい思い」をする程度。
「あ、間違えた…あの人こっちみてニヤニヤ笑ってる気がする…もう恥ずかしくて嫌っ」
「私の下手な中国語で相手を不快にさせてないかか…」
僕もそうだったんですが、大人になればなるほど「恥ずかしい思い」というのが厄介になってきます。
プライドが高くなってる影響でしょうか?
けど、思い返してください。
あなたは今、母国語以外の新しい言語を習得するという、とてつもなくスゴいことに挑戦していることを。
間違ってあたりまえなんです。
間違ってどんどん修正していくんですよ。
それがとても正常で一般的なことなんです。
それに、周りの人はあなたが思っている以上に、あなたの間違いに興味がありません。
大体は自分の思い違いです。
逆にあなたの周りの人が、外国語を言い間違えたとき、あなたはそれを見て、必要以上に笑ったり、責めたりしますか?
「あ、間違えたなぁ…」程度に感じで、すぐ忘れるでしょう。
それは相手も同じです。
良い意味で、そこまでイチイチ反応しないですよ。
それであったら、
間違ってあたりまえの精神でどんどんチャレンジしていく方が、全然おトクなんです!
失敗は成功のもと(間違ってあたりまえやろ!)精神でどんどんチャレンジしていきましょう。
マインドセット3
新しいチャレンジをしていたら、間違って当然。それが普通。
人前で間違えると学習機能が働き、記憶に残りやすい。
周りの目は気にせず、どんどんチャレンジ!
マインドセット→ トライ&エラー
「発音完ぺきにしてから会話レッスンしよう」
「文法まだ不十分だから会話レッスンやめとこ」
「私はまだまだなので質問やめとこ」
最後のマインドセットは、
完ぺきを求めないこと。
もうね、僕もなんですが日本人は語学勉強でも完ぺきを求めすぎなんですよ。
100点満点を欲しがり、そこから次にいこうとする。
一個一個を完ぺきにしていこうとすることは、とても尊いですが効率が悪すぎます。
そもそもあなたが思う「完ぺき」って、ほんとに正しいですか?
語学学習において、自己判断は超危険。
自分でコレは正しい!と思っていても、実は全然間違っている。
実際に中国語を使ってみたら、びっくりするくらい伝わらなかった!なんてことは往々にして起こります。
自分で100点と思っていたのが、実は0点だったという惨劇…。
コレだとそれまで費やしてきた時間や労力までもムダになってしまいます。
それであれば、間違っても全然いいので、どんどん質問や会話などのアウトプットをしていきましょう。
※前述の「間違ってあたりまえの精神」も含みますね!
イメージはこの図です!
このグラフの青のように、早期で「試す」。そして「修正する」。
限られた時間の中、早い段階で、
- 試す
- 現実と照らす
- 議論する
そうすると、自分で出した答えが崩れます。
このように「トライ&エラー」を繰り返していくこと、
- 早く完成度が高まる
- 何度も失敗を繰り返してるから大崩れしない
こんなメリットがあり、結果的に効率がいいんですよ。
野球やゴルフ、テニスなどのスポーツも間違ったフォームで、ずっと素振りしていても上達しないですよね。
それどころか悪いクセがつき、後の修正も困難になってきます。
中国語も一緒です。
自分一人の頭だけで抱えずに、早いサイクルの「トライ&エラー」が上達への近道。
質問する・中国語を使ってみるなど「試す」
フィードバックで間違いに「気づく」
正しい内容に「修正する」
コレが大事なんです!
完ぺきは求めない。
早く試し、コケて、違いに気づき、修正する。
こんなマインドセットを持ってください。
あなたが今思っている完成度の50〜60%のできでいいです。
それぐらいの感覚を得られたら、アウトプットをしていきましょう。
マインドセット4
とにかく「完ぺきは求めるな!」
「完ぺきは求めるな!!」
まとめ
「ゼロから中国語をはじめて、ビジネスレベルに到達できるまでの方法」のステップ2として、マインドセット(考え方)に関して紹介しました。
最後におさらいです。
中国語習得に必要なマインドセット
- 長い時間が必要。短期ではどうにもならない!
- 他人と比較しない。比較は昨日の自分と!
- 間違ってあたりまえ。どんどんチャレンジ!
- 完ぺきは求めない。早く試して修正!
このマインドセットをしっかりと持っておきましょう。
僕は実際にビジネスレベルの中国語を身につけるまでに、たくさん悩み、たくさん失敗してきました。
その上で、継続してこられたのが、このマインドセットを最終的に持てていたからなんです。
この言葉・活字だけを見たら大した内容ではないと思うかもしれません。
けど、中国語勉強という険しい道を歩いていると、こういう大切なことも忘れがちになっちゃうんですよ。
僕自身もそうでした。
学習内容や効率化だけに気を使い、こういうことを考える余裕がどんどんなくなっていってたんですよね。
だからこそお伝えしたいし、この考え方を持つことで、中国語勉強の励みにしていただきたいんです。
そして、このマインドセットは、何よりも「ゼロから中国語をはじめて、ビジネスレベルに到達する」ために必須のパートなんです。
軽視せず、ぜひこのマインドセットを取り入れましょう!
もしこの記事でわかりづらい内容などがあればコメントください!
また、中国語勉強に関する「悩み」や「質問」などもあれば、ぜひコメントをお願いいたします。
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勉強はほんと大変ですが、中国語ペラペラへ向けた成長のため、この記事・サイトが少しでもお役に立てたら嬉しいです。
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