大家好!チュウコツです(@chukotsu_twitter)
前編の「その0」はこちら
ゴール(目的)のない仕事は惰性で、目的のない語学学習は趣味。
人は明確なゴール・判断基準がないと、常に「気楽さ」と「緊急性」の2つの基準だけで行動する傾向にあります。
なので、語学学習も明確なゴールを設定しないと、理由つけてすぐ終わっちゃうんですよ。
英語に挫折したからとりま中国語でもはじめよう
中国語を使ってインバウンド向けの仕事につきたい
どっちが勉強続くと思いますか?
圧倒的に後者ですよね。
まずモチベーションという”ガソリン”があり、
ゴールへ向けた道という”地図”がおぼろげながらにもある。
一方前者は、どこにいくのか決めず、分からず、とりあえずノリで走ってみた感じです。
とりあえず行動する!
こんな気持ち・気概はとても大事。
けど、経験上それだけでは続かないんですよ。この記事を読んでいるあなたも思い当たる節がありませんか?
本記事では、このゴール設定の大切さとその設定方法に関して、まとめていきます。
ココを理解しないと、今後の学習効率がドーンッと下がってしまうので、必ず理解し、学習プランに取り入れていきましょう。
成功(中国語ペラペラ)への道は、先ずはゴール設定から。
ゴール設定の大切さ
そもそもゴール設定ってなんで必要なのか?
ゴールがなかったり、不明確だと、走ってて不安を感じやすく、すぐ疲れちゃうんです。そして、しばらくして止めちゃう。
「今どこ走ってるんだろ?」
「あとどれくらい走るんだろ?」
「道あってるんかな?」
走り出したはいいものの、途中でこんな不安が続くとメンタルがやられ、「疲れた…意味なさそうだし、もういいや」と歩みを止めてしまう。
こんな経験ありませんか?
ゴールがないと、最初は超気軽でいいですが、後から圧倒的な「不安」が押し寄せてきます。
不安は不明確さや疲弊感を生み、徐々に人の歩みを止めさせます。
そりゃあそうですよ、、、
だって、どこに行くかというゴールが決まってないのだから。
一方で、ゴール設定を明確にした場合、こんなことがわかるようになります。
- 何をするのか?(目的)
- 何が足らないのか?(課題)
- 成長してるのか?(進捗)
仮でこんなゴール設定をした場合、
1年後に、家から東京駅まで(約20km)走って2時間で着く
コレだとこんなことがわかりますね。
- 目的→ 20km 2時間で走りきる
- 課題→ 走力?いい靴?ルート選定?
- 進捗→ 今3時間、あと1時間切る
「どこへ目指してるのか(目的)、現状とのギャップ(課題)、成長の過程(進捗)」
スゴいかたくるしいですね(汗)。
けど、この目的・課題・進捗というものを持っておく、理解しておくことが超絶大事なんです。
なぜでしょうか?
それは「継続につながる」から。
語学学習って結局は続けられるか否か。
極論、勉強続けてさえいれば、どんなアホでもできるようになるんですよ。
コレ嘘だと思うかもしれませんが真理。
地頭の良さや語学センスとかも多少の要素ではあるけど、そういう人たちって相対的に継続させる能力も備えてますね。
その「継続」を促すには、ゴール設定することで見えてくる「目的・課題・進捗」という具体性が超絶大事。
何のためやってるのか?
何が不足して、うまくいってないのか?
ってか、ちゃんと進んでるのか?
「目的意義、必要なこと、成長の喜び(不安の払拭)」こんなんが見えていた方が、もうちょっと続けてみよう!となると思いませんか?
ひとことで言うと、光ですね。
意思・やる気も大事ですが、経験上それだけじゃ続かないんです。
人間誰しも弱く、甘い。
冒頭にも触れましたが、
人は明確なゴール・判断基準がないと、常に「気楽さ」と「緊急性」の2つの基準だけで行動する傾向にあるから。
明確なゴール・判断基準があると、中国語勉強も継続しやすい。
なので、、、
中国語学習も一緒です。
ゴールを明確に設定していきましょう。
ゴールを具体化・明確化していきます。
なんのため中国語勉強してるの?
どんなレベルを目指してるの?
こんな質問に自信を持って答えられるようにする。
僕の中国語勉強のゴールは、
「会社の現地法人で通訳なしで中国語で仕事できるようになること」でした。
上の質問に対する答えだと、こんな感じですね。
なんのため?→仕事のため
どんなレベル?→通訳なしで仕事できる
え!ザックリすぎ!と思いますか?
けど、コレが僕の当時のゴールだったんです。
どういう場面で、どういう風に中国語が必要なのかが、想像つきますね。
「中国や台湾現地へ一人でさっそうと仕事し、通訳を介せず中国語でやりとりして新しい仕事を作っていく」
「日本に戻ったときは、中国人担当者を中国語でアテンドし、周りの同僚にスゴーいと言われ、自分にうっとりする」
「収入も増え、視野も広がり、生活満足度が上がる!」
自分の理想となっている姿が想像つく。
コレが大事。
細かくガチガチに考える必要はありません、(僕のだって大した内容じゃないでしょ?)けど自分で決めること。
あなた自身が自分でしっかりと考えて、「こうなりたい!」という姿を想像するんです。
他人にあーだこーだ言われるかもしれません。それでもあなたが譲れない姿・ゴールを描きましょう。
ゴール設定の良い例
ひとつ例があります。
上海の大学に外国人用の留学コースに参加した日本人がいました。
その人は入学式に参加した際、在学中の年間優秀者が中国語でスピーチしている姿にめちゃくちゃ感動しました。
「私も同じようにこの舞台で中国語を使いスピーチしたい」と。
そこからその人は、発音、文法、単語などの基礎勉強はもちろん、スピーチに必要な能力向上のため、独自で考えた勉強を毎日必死に勉強しました。
大学の授業は毎回予習はびっちり、復習も後から見てわかりやすいように綺麗にまとめ。
毎日必死に勉強していました。
全ては、
「私も同じようにこの舞台で中国語を使いスピーチしたい」
そんな理想の姿というゴールがあったから。
そのゴールへ向けて、やるべき事、やらなければならない事が明確だったんたと思います。
冒頭で触れた、モチベーションという”ガソリン”があり、ゴールへ向けた道という”地図”があったんです。
そしてその人は、ひとつの大きな成果を出します。
翌年の入学式、優秀生徒の一人として、中国語でスピーチをしていました。
「あーなりたい!」という姿を実現させたんです。
ほんとかっこいいですよね。
感動した憧れを、自分で考えて自分で実現していく。
言葉ではカンタンに言えるけど、行動に起こして、そして結果を出していくって、めちゃくちゃ大変。
大抵の人は、途中でやめちゃうから。それ以前に、目標すらも決めれない人が多いですよね。
実は「その人」というのが、嫁氏なんです。
なので超事実ですよ!(汗)
そばで見ていても、ほんと毎日努力していたし、何よりも中国語勉強を楽しんでたかな。
「あーなりたい!」という理想・ゴールに向かって、達成するため、自身の成長を楽しんでいた感じです。
(当然、そんなキラキラ楽しい!だけでなく、ヒーヒー言っていた苦労もありますよ)
ゴールを明確にしたからこそ、そこから逆算して勉強し、成果が出たいい例です。
ゴール設定の悪い例(日常レベルの罠)
入門者・初心者が絶対やめた方がいいというゴール設定があります。
それが、
「日常レベルで中国語を使えれるようになる」です。
コレだけは絶対やめましょう。
理由は、範囲が広すぎるからです。
イメージで言うとこんな感じ。
日常レベルって、ビジネスレベルよりカンタンに思われがちですが、実際はこうです。
日常レベル > ビジネルレベル
上のイメージ画像見ての通り、日常会話って全てのジャンルを包括してるので、使用する単語量も無限だし、意味合い・言い回しもめちゃくちゃ多い。
中国のニュースで流れる「ロシアとウクライナの戦争の話し」「地方の人口減少の話し」「広東省で発生した洪水の話し」「政治の話し」
いきなりこんなテーマで会話していくのは難しいですね。
それに加えて、日常会話には「時代・文化」的要素が加わります。
「昭和はパワハラ・セクハラが今よりゆるくてうんぬん…」とか、言葉でも難しい内容と現地人でしかわからない意味合いが含まれてくるんです。
範囲が広すぎて、ゴールを具体化しにくい。
ひとことで言うと、ほんとコレに尽きます。
理想像・ゴールが見えなくて、結果ゴールを決めてないのと同じになっちゃうんですよ。
なので「日常レベルで中国語を使えれるようになる」という、ゴール設定は絶対にやめておきましょう。
それであったら、「ビジネスレベル」の方がずっと明確だし、ゴール達成も実はカンタンです。
僕自身も仕事関係で話すときと、仕事に関係ないシーンで中国語を話すときでは、圧倒的に前者の方が会話できます。
単純に話すテーマが相互で認識されてるし、その分使う単語や言い回しも少なくなるんですよ。
その分会話もはずむし、こちらの熱量も上がってくるし、ビジネスで使う中国語の方がよりカンタンかな。
当然、ひりつく価格交渉、契約内容の確認など、ビジネス面ならではの緊張感はあります。
けど、仕事はひとりでやらないですよね?
仕事になると「同僚への相談・依頼、外注」などいろんな方法があるので、あんま固く考えすぎなくてもいいと思います。
※あくまで僕個人の環境と経験上から
入門者・初心者は、「日常レベル」を目指すのは絶対ダメ。
ゴール設定の方法
ゴール設定は、自分自身の「理想の姿」を考えることです。
それが何かが動き出す最初の一歩。
その”何か”は自分で決めなきゃダメですよね。
他人にあーだこーだ言われても、関係なく絶対に譲れないもの。
理想の姿に大小はマジで関係ないです。
逆に過度に大きくし過ぎない方がいい。
それよりも大事なのは、あなた自身の納得具合。
やる気の表現は人それぞれだけど、納得具合は同じです。
自分の気持ちに偽りなく、素直に考え出したか?
自分の腹に落ち、納得できてるか?
人に言わされたり、逆に他人にあーだこーだ言われても揺るがないか?
この点を大切にしてください。
それで考え出されたのが、あなただけのゴールですよ!
このシリーズ・記事では、「ゼロから中国語をはじめて、ビジネスレベルに到達できるまでの方法」を紹介していきます。
なので、ゴールは「中国語をビジネスレベルで使えるようになる」ことですね。
僕は今後、このゴールを達成するための方法をシリーズ・記事として書いていきます。
でも「ビジネスレベルで使える」ってまだ抽象的ですよね。
僕の場合は、「中国現地法人で勤務し、通訳なしで仕事をする・成果を出す」でした。
ここの設定は、環境により大きく異なります。
- 中国語を使いインバウンド業界の職につく
- 中国語を身につけ中国現地法人へ異動する
- 中国語を使い中華系企業へ転職する
いろんな選択肢があると思います。
ぜひご自身の境遇をふまえ考えてみてください。
ゴール設定は、自分の「理想の姿」から考え、自分が納得いく内容にする。
まとめ
「ゼロから中国語をはじめて、ビジネスレベルに到達できるまでの方法」のステップ1として、ゴール設定に関して紹介しました。
最後におさらいです。
- 成功への道は、ゴール設定から
- 明確なゴールがあると中国語も継続できる
- 入門者・初心者は「日常レベル」を目指すのは絶対ダメ
- ゴール設定は、自分の「理想の姿」から考える
- 自分が納得いく内容にする
何度も言いますが、
人は明確なゴール・判断基準がないと、常に「気楽さ」と「緊急性」の2つの基準だけで行動する傾向にあります。
中国語学習ではこの点が顕著にでてきます。
「ゼロから中国語をはじめて、ビジネスレベルに到達する」ためのステップ1として、自分だけのゴール設定をしてみてください。
あまり細かく考えすぎずに、自分に正直に、自分が納得できるゴール。
最初は、ノートなどに自由に書き出してみると、後からどんどん整理しやすくなるのでおすすめです。
もしこの内容でわかりづらい内容などがあればどんどんコメントください!
この続きは【その2.マインドセット編】です。
続きもぜひ楽しみに!
また、中国語勉強に関する「悩み」や「質問」などもあれば、ぜひコメントをお願いいたします。
X (旧ツイッター@chukotsu_twitter)でもご意見や感想などをポストいただけたら嬉しいです。
勉強はほんと大変ですが、中国語ペラペラへ向けた成長のため、この記事・サイトが少しでもお役に立てたら嬉しいです。
それではまた
那我们下期再见!
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